メガバンクは福利厚生カットでオワコンか?一方、女性活躍が急務に!理不尽に耐えてきた男性行員は?
みずほ銀行が社宅全廃に踏み切るらしい。昨今の実力主義評価により、全員に幅広く福利厚生を与えるよりも、一部の優秀な社員に賞与で報いるほうが良いのであろう。だが、格安で住めていた社宅全廃で実質「200万円」ほどの負担が増えることになり、辞める社員もいるようだ。
さらに、半沢直樹でも有名な通り、銀行は50代で出向転籍となり、年収が大幅に下がる。他のJTCでは50代でも高い年収が維持されるのとは大違いだ。
ただし、今まで低く年収が抑えられてきた女性社員の待遇は良くなるだろう。社会から男女の賃金平等の圧力が強く、銀行もそれにこたえなくてはならない。過去に存在した一般職で就職した女性行員も、今後はバリバリとキャリアを積んでいくのかもしれない。
逆にいえば、今まで必死に全国転勤もノルマも耐えてきた男性行員にとっては、自分たちのキャリアが否定された気持ちになるかもしれない。政府としても、女性活躍は喫緊の課題であり、早急に管理職比率30パーセント以上を目指したいようだ。だが、子供との時間を諦めて転勤も受け入れて必死に働いてきた男性行員の今までの人生は何だったのか・・・となる。
以下、フェミニストから批判されることを覚悟で書く。
よく、「女性は子育てを押し付けられてきた」と言われる。違うだろう。女性も男性も関係なく、親であれば愛するわが子との時間を大切にしたいに決まっている。男性は「諦めて、耐えて、仕事に集中してきた」のだ。その理不尽に耐えてきたのに、待っているのは50代での出向転籍では、本当にかわいそうだ。同情する。そして、銀行内の男女比を適正化するためには、出向転籍のターゲットは「男性」になる可能性は高いのだ。こんなことならば、もう男性はメガバンクに就職しないほうがいい。女性だけ就職すればいいと思う。
もはや、「我慢」する必要はないのだ。「嫌なら辞める、転勤を断る」が普通の時代になっていくと思う。「我慢しても報われない、だから我慢せず辞める」そうじゃないと、やってられないだろう。我慢したら負け、だ。出向転籍も断って自力で転職できるように準備しておくほうが良いだろう。
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![トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・アマチュア経済アナリスト・ITコンサルタント)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151506506/profile_9446d023e530ac6f8be358d62287943b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)