マガジンのカバー画像

Data

55
運営しているクリエイター

#データ

過去の天気予報データを蓄積するリポジトリを作りました

過去の天気予報データを蓄積するリポジトリを作りました

jniimi/weather_forecast_japan (Huggingface Datasets)
7日間先までの気象予測の値を取得しています。

まだ蓄積し始めなのでしばらくは使い物にならないと思いますが。

1. データ作成の背景仕事の関係で気象関係のデータを使う必要ができたのだけれど、いい感じに使えるものがいまいちなかったので自分で作った。
完全データを使って変数間の関係性を事後的に明

もっとみる
LLMによる合成データ(Synthetic Data)生成のテクニック

LLMによる合成データ(Synthetic Data)生成のテクニック

私は最近、LLMによるSynthetic data(合成データ)生成を試しています。手法について色々調べたり試したことをまとめておこうと思います。
個別の論文の詳細については他の方の記事や私の過去記事でまとめたりしてあるので、どちらかというと合成データ生成における方向性にどんなものがあるのかという観点で紹介したいと思います。

概要LLMによる合成データ生成には、その使い道から以下の2つの種類があ

もっとみる
論文メモ: Self-Rewarding Language Models

論文メモ: Self-Rewarding Language Models

私は最近、LLMによるSynthetic data(合成データ)生成を試しています。手法について色々調べているので論文等忘れないようにこの場にメモを残していきたいと思います。
基本的に、『Synthetic dataをどう作るか』によったメモとなるので、その論文中の結果等は書かなかったりすると思います。
また、内容には私、GPT、Claudeの見解を含みます。

1. 今回の論文今回は以下の論文を

もっとみる
論文メモ: Beyond Human Data: Scaling Self-Training for Problem-Solving with Language Models

論文メモ: Beyond Human Data: Scaling Self-Training for Problem-Solving with Language Models

私は最近、LLMによるSynthetic data(合成データ)生成を試しています。手法について色々調べているので論文等忘れないようにこの場にメモを残していきたいと思います。
基本的に、『Synthetic dataをどう作るか』によったメモとなるので、その論文中の結果等は書かなかったりすると思います。
また、内容には私、GPT、Claudeの見解を含みます。

1. 今回の論文今回は以下の論文を

もっとみる
LLMによる疑似学習データ生成

LLMによる疑似学習データ生成

はじめに横浜国立大学大学院 理工学府 修士2年の藤井巧朗です。8月から株式会社レトリバにインターンとして参加させていただいております。インターンでの成果の第一段として記事「日本語LLMの推論速度検証」を書かせていただきましたので、そちらもよろしければご覧ください。本記事ではインターンでの成果の第二段として「LLMによる疑似学習データ生成」について紹介します。本記事の内容は言語処理学会第30回年次大

もっとみる
COCOデータセットを可視化してみた

COCOデータセットを可視化してみた

はじめに初めまして。
ギリアでインターン生としてデータ開発を行っている鍛原と申します。普段から様々なデータの可視化や分析を行っています。

本稿では、画像認識で広く用いられているCOCOデータセットとはどんなものか、統計情報とともに紹介します。
また、COCOデータセットを正しく使えるように、使い方やデータ構造、画像の特徴などを出来るだけ詳細にまとめました。
ぜひ、最後までお付き合いください。

もっとみる
mC4データを文章量でアノテーションしました

mC4データを文章量でアノテーションしました

はじめにLLM(Large Language Models)の事前学習において、広く使われているデータセット「mC4」には、残念ながら多くの「ゴミデータ」が含まれています。実際のデータを手軽にチェックしてみたい方は、私が別の記事で取り上げているので、そちらもぜひご覧ください!

実際にデータを確認してみたところ、前処理を頑張ってもゴミデータを取り除くのは困難だと感じました。そこで、mC4データをア

もっとみる