【保存版】TOEICスコアタ法 【リーディング編】
ツイッターでTOEICのスコアを晒したら、質問箱でやたらとTOEICについて聞かれることが急増したので、この記事と次の記事では、2回にわたって2017年12月から2019年上半期にかけて、留学経験は短期を含めゼロ、海外在住経験ゼロ、親も爺婆も全部日本人だがTOEIC955〜970を行ったり来たりしている私のTOEICL&Rの勉強法を書いていこうと思う。
なお、あくまで1つのお勧めの勉強法なので、これが合わないと思ったら別の勉強法も試して欲しい。
勉強法1:まずはとりあえず受験
してみましょう。それで何点かによって勉強法が変わってくるので。
主な目安は以下の通りである。
800以上
800未満
500未満
なお、800以上の方は勉強法4まで読み飛ばしても構わない。
勉強法2:500未満の方は中学英語の苦手を、800未満の方は高校英語の苦手単元がどこなのかを探す
500点未満の方は中学英語に、800点未満の方は高校英語になんらかの苦手を残したまま放置している可能性が高い。
かといって、分厚い参考書をやることはない。そこでお勧めしたいのは、高校入試向けの英語の対策本や大学入試向けの英語の対策本だ。
高校入試向けの方はこちら
大学入試向けに関しては、アップグレードやnexstageをお勧めする。
この手の問題集は1冊サラッとやってみて単元ごとに分かれているので、単元ごとに正解率を出し、8割を切ったら苦手単元である。(と認識しよう)
勉強法3: 苦手単元を潰す
食わず嫌いはいけませんよ。苦手単元がわかったら、できるだけ多くの問題集の苦手単元のみをピックアップして問題をこなしていこう。
高校英語の場合は、スタディーサプリで苦手単元の授業のみを受講しておくのもいいかもしれない。
できるだけ多くの、とはいったがたくさんあればいいというモノではなく、どの問題集も苦手単元だけでいいので3周はしてほしい。
勉強法4:単語
単語帳はこれ1つ。金のフレーズである。
これ1冊で十分とは言ったが、裏を返せばこれに載ってるものは関連語や類義語も最後の熟語も全て覚えろということである。特に、類義語は言い換えということで、長文問題を解く時に選択肢を選ぶときにかなり役に立つ。が、まずは見出し語から優先して覚え、2周目以降に関連語や類義語も覚えるというスタンスでいってみよう。
ここで、覚え方の一例を紹介しよう。私は返し縫い法を採用している。どういうことかというと、1日10個覚えるとしたら、1日目は10個、次の日は1日目の10個の復習と2日目の新しい10個、3日目は1日目の10個、2日目の10個を復習、そして3日目の新しい10個という具合で覚えていく。
ちなみにこの単語勉強法はイタリア語やドイツ語の単語を覚えるときにも使い、ドイツ語は学習を始めてから1年で2級まで行った。
勉強法5:早く解く練習
センター試験で9割取ったのにTOEICでは時間がなくて思ってるほど点数をマークできなかった!みたいな話はままあることである。
TOEICは時間との戦いである。わずか75分で100問を解かなければいけない。つまり、1問あたり1分かけてられないのだ。
そうは言ったものの、長文問題もそこそこある。全部解ききるなんて無理だろ!なんて声が聞こえて来そうだが、そんなことはない。
まず、文法問題では考え込まないこと。瞬時に決められなかったら適当な選択肢にマークしてとにかく次にいくこと。そのためにも、センターの文法対策の問題集もしくはTOEICのpart5や6向けの参考書か何かで、1問あたり20〜30秒で文法問題を解く練習をしておこう。
次に、読解だが、文章を全部読んでから設問と選択肢を見る習慣がある人はTOEICでは自粛しよう。設問と選択肢を読んだ上で該当する箇所を探そう。リスニングにもこれは言えることである。
そして、最後の要約問題では全体をじっくり読むというよりは、4つの選択肢のどれが文中にあるかを探すテイでいこう。
大学受験や院試ではこれらのことにプラスして、文章を読んでいて代名詞は何であるかを明らかにし、繰り返し出てくる単語に印をつけておいて何がキーワードなのかをわかるようにしておこう。ごくたまに、TOEICでも文のテーマを問う問題があるので、その対策としても全体をじっくり読むのではなく、繰り返し同じ(もしくは同じような)単語やフレーズが出てきたら印をつけておこう。
ある程度、文法や単語をマスターしてきたら、1日1長文といった具合に毎日の習慣にするのもいいだろう。習慣になれば、早く読めるようになることにもつながるので。
まとめ:文法は高校までの苦手をつぶせ、単語は言い換え対策も視野に入れて関連語まで全部返し縫い法で覚えろ、そして読解は設問→選択肢→本文の順でいけ。
とはいったものの、実は私はリスニングよりリーディングのが苦手なのであまり大きい口は叩かないのだが、リーディングはこんな感じで攻略して、(リーディング単独で) 概ね420点前後をマークしていた。明日はリスニングについて書こうと思う。それでは。