今、生きる理由【成都での生活を夢見て】
あなたと一緒にいられるなら、どこにだって行ける。世界の片隅で、ひとりだったわたしを、あなたは諦めようとしなかった。だから私もあなただけは、何があっても、放さない。
結婚して、と私が求婚する時、あなたはどんな気持ちになる?涙ぐましくてもバレないように必死で平気を装っても、紅くなる瞳が、いつもキスをしたくなる唇が、すべてを教えてくれる。
これから生まれるであろう長女を公主として寵愛し、長男を王家の跡継ぎとして厳しく優しく育てよう。できれば3人目も欲しい!そのためにはよく働いてきちんと節約しなければ。なんとなくだけど、あなたとわたしにあまり似ていない女儿が猫を飼いたがる気がする。
毎日、おはよう、ただいま、おかえり、おやすみが言える、聞けることが、どんなに素敵で幸せなことか。あなたの寝顔に起きた私が、いつまでもあなたを守ってみせる。