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認知症介護日記28 「昨日1日でさらに進んだ?」
こんにちは、Fredです。
昨日投稿した記事で在宅介護の限界が近づいてきていることを書きました。
認知症は少しずつ症状が進行していく病気と思っていましたが、最近の祖母の変化は少しずつと言えない状態です。
特に昨日一日で「これは進行しているな…」と思ったことが3つほどありました。
通所記録に入浴ありと書いているのに、本人は一貫して「入っていない!」と言ったこと。
数分間に何度も何度も同じ質問をすること。(1分前に聞いたことを覚えていない。)
祖母も大好きないつものレストランで、提供された手羽先を食べたのに、数十分後に手羽先を指差して「これは何か?」「私は食べていない」と言ったこと。
全ての出来事を書くと、とんでも長くなってしまうので、特に驚いた2の出来事について詳しく書いていきます。
昨日の18時、リビングでは僕と父、そして祖母がいました。
僕は記事を書き終わり、いつも座っているダイニングチェアからテレビを見ていました。父も僕の正面に座りゆっくりしていたのですが、祖母は落ち着かない様子。
テレビ台の横の収納付近に向かい、収納の上に置いている物を物色しています。
そして、僕たちが座っている方向に近寄ってきて、「私はやることがあるから椅子をずらしなさい!」と必死の表情で父の横に座りました。
何を持ってきたかというと、家計簿です。
以前の祖母は買い物をする毎に家計簿を書いていましたが、祖母がお金を管理できなくなったことがわかってからは、僕や父が代わりに買い物をしてきました。
なので現状は祖母がお金を払うことがないので、家計簿を書く必要性がありませんが、祖母を中心に3人の間でこのような会話がありました。
祖母「昨日はどこに行ったんかいね?あんたが払ったんやろ?いくら使ったか書かんといけん!」
父「昨日は〇〇先生(脳神経外科)に行ったね。僕が払ったし、ばあちゃんに請求しないから書かなくてもいいよ。」
祖母「いや書く。昨日は何日で何曜日かいね?」
父「昨日はね、火曜日で22日だよ。」
僕「昨日は23日だよ!」
父は単純に日付を間違えただけなのですが、この間違いのせいで会話がややこしくなりました。
僕が訂正する前に祖母は家計簿に日付、場所、支払った金額を書き終えたのですが、僕が日付を訂正するように言っても、必要性を理解してもらえませんでした。
そして、普通なら間違えた「22日」の部分に訂正を入れて正しい日付を書けばいいのですが、祖母は22日(火)の下に23日(火)と書き加えてしまったのです。
僕「ばあちゃん、22日のところに横棒2本書いて、訂正しなよ。」
と、再度祖母に訂正をすることを提案するも、シカトされました。
その後祖母は父に対して、質問ラッシュ。
「22日は月曜日、23日は火曜日」
→違うよカレンダーで確認してね。
「今日は何日で何曜日かね?」
→時計に今日の日付と曜日が書いてあるから確認してね。
「なんで、ここ(家計簿)には22日と23日が火曜日って書いているの?」
→ばあちゃんが訂正しないで、そのまま書いたからじゃん!?
これらの質問を短時間に何度も何度もしてきます。
本人なりに言われたことを理解しようとしていたようですが、家計簿を見てフリーズ。また同じ質問と答えの繰り返しです。
こちらも祖母の理解力がほぼ皆無に等しいことを理解して、まるで小さい子供に説明するように、言葉を選んで説明しますが、それでも理解してもらえませんでした。
最終的に父が半ば強引にペンで訂正して強制終了したのですが、父と僕は1、2分で同じ会話を繰り返すほど、記憶力が落ちたことに流石にショックを隠しきれませんでした。
今日の投稿は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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