ネット上にある携帯に関する情報は、9割間違っている note記事も同様
こんばんは、アドバイザーのこうたです。
私の記事を長くご覧になっている方はご存知だと思いますが、私は元携帯・インターネットの販売員です。
今は腕が落ちたものの、全国一位や関東一位を獲った過去もあります。
昔からネット上の情報に間違いがあることには気づいていたのですが、昨日、noteでも酷いなあと思った記事を見つけてしまいました。
ちょっと私のnoteの主旨とは異なりますけど、専門分野なので今回はその辺のお話をさせていただきます。
1.なぜ間違った情報ばかりなのか?
主に2つあります。
⑴ネット上の情報を元に記事を作成しているから
私のように携帯を販売していた者が記事を書いているケースは、実はそれほど多くありません。
なぜなら、我々なら提案すらしないことを、一つの手段として紹介するのが当たり前となっているからです。
というより、私はその内容を読んで、「確かに考えてみればそういうやり方もできるな」と思うレベル。
メリットがないとか、デメリットがあるとかの話ではなく、正規の手段と比べたらやる意味が分からないこと。
例えを出すと、おそらく該当記事がバレてしまうので割愛します。
ネット上の情報は、ほんの一部でしかないんです。
我々販売員は、そのわずかな部分以外を話す頻度のほうが圧倒的に多い。
⑵追加・変更された情報を知らないから
実は携帯やインターネットに関する内容は、数日〜1ヶ月経てば多くが修正されます。
または、公開時は一般的に知られていないけど、だんだんと細かい情報が共有されて浸透していくケースもありますね。
ネットの情報は公開して即日作成するのが基本なので、徐々に公開される内容まで網羅できていません。
それに細かい情報はネットにも流れにくいので、結局業界の人しか知らないことが多いんです。
2.情報は正しくとも、ベストな方法ではない
長い解説ページの中で、誤情報が含まれているのはだいたい一部です。
致命的なものもたまにありますが、大半はそこまで気にしなくてもいいかなという程度です。
しかし、解説している内容はテンプレートの方法なだけで、ベストなものではありません。
この理由は、一つのキャリア(携帯会社)、一つのテーマを視点に解説しているから。
例えば、『現在ソフトバンクの携帯を他社に変えたい』がテーマだとすると、ドコモ・au・格安その1・格安その2と選択肢はたくさんあります。
でも実際は、その人の使い方や現状によってベストな選択肢が異なります。
これは執筆者が悪いとは限りませんが、あなたの場合はこの方法がベストだと決めつけている、または固定観念を与えてしまっているので、人によっては誤情報へと変わってしまうのです。
ちなみに、ソフトバンクの人が格安に変える場合、LINEMOがベストとは限らないのでご注意を。
個人的に、LINEMO・ahamo・povoはそこまで良い選択とは思いません(もちろん人によりますが)。
3.法改正したのに、旧プランだと解除料がかかる理由を説明できますか?
答えは記しませんが、この理由は我々販売員にも直接教えられるわけではありません。
ただ、当然お客様から、「なんでかかるの?」と聞かれることがあります。
というより、実は携帯のプランって、小さなアップデートを繰り返しているんです。
特典内容は同じだけど、旧プランだとデメリットがあって新プランだとデメリットがないということがたくさんあります。
この理由、説明できますか?
説明するうえでわりと重要なことだと思うのですが、それすらできないのに中途半端な説明をするのはいかがなものでしょう。
4.携帯とインターネットは買い物ではなく契約
契約ごとは慎重に行わなければなりません。
初期契約解除は簡単に認められませんし、デメリットを孕むこともあります。
場合によっては信用情報(名義)が傷つくことにも繋がりますから、「やっぱりやめた」ができないのです。
先程の旧プランと新プラン云々もそうですが、「なぜ?」を説明できない販売員に信用はありません。
そして我々ですら、全ての「なぜ?」を説明できるわけでもなく、お店のスタッフが協力したり専用のセンターに確認したりでカバーし合うほどの情報量です。
今回は執筆者にではなく、閲覧者に向けて記事を作成しました。
今回はダメ出しばかりでしたが、一方で良い面もあります。
それは、丁寧すぎる(良い意味)解説であること。
ものすごくしっかりと説明されているので、初心者にも分かりやすいです。
販売員にも当たり外れはありますから、下手な販売員に頼るよりもしっくりくることもあるでしょう。
ちなみにですが、我々が一番困るお客様は、中途半端な知識を主張してくる人です。
「ネットではこう言っていたんだけど……」くらいならいいのですが、盲信して我々販売員のほうが間違っていると言ってくる人もいます。
オンライン契約やネットの情報を元に決断するのは、完全自己責任です。
自力で調べるのは良いことですが、リスクをよく理解したうえで行動するようにしてください。
こちらはインターネットについてのアドバイスです。
興味のある方はぜひ。