見出し画像

歴史のすみっこ話(8) 〜スイカは江戸時代から~

ここ数日、暖かい日が続いてます。そろそろコタツの布団も直さないといけないなと思いながらも、面倒くさくてなかなかする気が起きません。

まぁほったらかしにしても叱る人がいないのがひとり者の気楽さというか、堕落の始まりなのですが。

もうずっと前からですが、春と秋が感覚的に短くなり、一年の大半は夏、そして冬という感じがしています。

そうこうしているうちに桜が咲いてすぐに散って、暑い季節がやってくるんだろうなぁ。

毎年、夏はスイカを買って食べていますが、ふとスイカっていつから食べるようになったんだろうと思い、調べてみました。

どうも、一般的にスイカを食べるようになったのは、寛文年間(1661年~1672年)あたりからのようです。
1個100文(約2,500円)~130文(約3,150円)ぐらいだったそうで、今より高めですね。

それ以前は気持ち悪がられていたようです。なにせ、切ると血のように真っ赤な中味になってますから。

『和漢三才図会」には「青臭き気を悪み、なかご汁赤色にて血肉に似たり。児女特に食はず」とある。当初は敬遠されていたし、そのころの西瓜は、いまの改良種と異なって品質も劣っていた。

「お江戸の意外な食事情」中江克己

「たたひては 首実検の 西瓜店」
「立ち割って 赤心見せる 西瓜売り」
「たち割った 西瓜日の出の 群ら烏」(割った赤い西瓜を日の出、タネを群がるカラスにたとえている)

「お江戸の意外な食事情」中江克己

といった句が、江戸時代にあるそうです。
当時は冷蔵庫はないので、井戸で冷やして食べていたようですね。

「古井戸へ 西瓜飛び込む 暑い事」
「そろそろと 井戸から 西瓜成り上がり」

「お江戸の意外な食事情」中江克己

縁側や井戸なんてしゃれたものはボクのところにはありませんが、今年も熱中症に気を付けて、夏を過ごしたいものです。

その前に、桜餅と柏餅の季節がこれからなんですけども😆




いいなと思ったら応援しよう!

はーぼ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?