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新たな地 新たな生活

来週からしばらく東京での暮らしが始まる。

辞めて13年経つ最初の職場に
数ヶ月お世話になって
年末の大きな番組に携わることになっている。

テレビの仕事は最近もしているけれども
ドラマの現場ばかりだったので
報道の仕事は実に6年ぶり。

デジタル化がだいぶ進み
わたしが現役でやってた頃とは
まるで違うはずなので
ディレクターが本当に務まるのか
全く不安がないわけじゃないけれど
こいつなら大丈夫だろう、と思われて
声がかかったのだからやるしかない。

この年齢になって
challengingな環境はありがたいし
まだできる、ということが証明できるのか
もう無理、を受け入れざるを得ないのか、
自分の体力的精神的なキャパシティを
知る環境としてはとてもいいチャンス。

ここ数年わたしの生活は
数ヶ月ごとに住む場所と
メインの仕事が変わるため
荷造りとともに
気持ち的にも物理的にも
一つの場所にさようならを告げ
新たな環境へ飛び込んでいく。

もう何度となくバイバイとハローを
繰り返しているわけだけど
どこを離れるときもいつも少し寂しい。

しばらく会えなくなる友達もそうだし
馴染みのお店や銭湯、カフェに
気軽に顔を出せなくなるのが寂しい。

新たな土地で
新たに馴染みになる場所を見つけ
自分の心地良い場所を探す。

48歳の東京暮らし。

愛着を感じる場所や
わたしの日々を彩ってくれるひとたちと
出逢えることを
心から楽しみにしている。

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