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民俗学研究者・崎山卯左衛門の経歴
奈良県の民俗学研究者(郷土研究者)・崎山卯左衛門は、私が発行した以下の調査趣味誌『深夜の調べ』第1号に載せた「『土の香』総目次」で紹介したように、加賀紫水の発行していた『土の香』にいくつも文章を投稿している。
この人物については、久留島浩、高木博志・高木一樹編『文人世界の光芒と古都奈良―大和の生き字引・水木要太郎』(思文閣、2009年)に収録されている黒岩康博さん「蒐集家崎山卯左衛門の郷土研究」で詳細が検討されているのを知った。以下に崎山の経歴が紹介されている部分を引用してみたい。
崎山は明治三六年(一九〇三)一二月一二日、奈良県高市郡に生まれた。長じて同郡の畝傍中学校に学び、大正一二年(一九二三)三月奈良県師範学校の本科第二部を卒業、同一五年三月真菅校に赴任している。その後昭和一二年(一九三七)三月に同郡の晩成尋常小学校へ転出するまで、一〇年余りにわたって真菅校で郷土研究に出精した。(後略)
崎山は同時代の多くの民俗学研究者のように学校で教えながら研究をしていたようだ。ところで、私は引用した本を国会図書館で閲覧したが、他に収録されている論文も非常に興味深かったため、じっくり読んでみたいと考えている。
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