ラジオ放送で話す「偽史」関係者・織田善雄
かなり前に更新した以下の記事で柳田国男とも交流のあった織田善雄という人物が加賀紫水の編集していた雑誌『土の香』に投稿していたことを紹介した。この記事を投稿した後、実際に『土の香』第18巻第2号に投稿されている織田の「養蚕に因む民間信仰の話」を確認することができたが、この文章の末に「昭和十一年五月十九日午後七時半より三十分間JOCKより放送」とある。JOCKは名古屋放送局のことなので、この文章のもとになったのはラジオ放送での織田の演説であることが分かる。織田はラジオ放送もしたことがあるようだ。織田は「偽史」関係者でもあったようだが、ラジオ放送で民俗学的な話だけでなく、「偽史」の話もしたことがあるのだろうか。
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