濃い古本マニアが集った皓星社の古本市
週末に開催された神保町の古本祭は、2年ぶりの開催ということもあり、かなり盛況であった。このメインの古本祭の散策はほとほどにして、並行して開催されていた皓星社様での古本市をのぞいてきた。もともとTwitterで神保町のオタ様や書物蔵様が出品しているのをみており、その中にいくつか欲しい本があったので行くと決めていた。資料のやり取りを行った後、出品されている本を一通り確認して以下の写真のものを購入した。この中の『記念誌 佐藤健二先生 高木史人先生還暦記念日本民俗学講習会』が私の購入したかったものである。写真には、いただいたものも含まれている。
この中で個人的に特におもしろいと思って購入したのは以下である。
『記念誌 佐藤健二先生 高木史人先生還暦記念日本民俗学講習会』・・・両先生の還暦記念の講習会の記念誌。佐藤先生の論文には、かなり影響を受けているので入手したかった。以下の記事で紹介した論文は何回も読んでいる。
『ピラミッドの友』・・・先日亡くなられた心霊主義関連を研究されていた吉永進一先生が投稿していた雑誌。Twitter経由でその存在は以前から知っており、欲しかった一冊。
小西一四三から三田平凡寺宛葉書・・・神保町のオタ様が以下の記事で紹介されていた葉書。趣味人・蒐集家の交流の記録として関心あり。
『いささか』・・・鹿野政直による金子光晴へのインタビューが収録されていると伺って急遽購入した。今回一番驚いた収穫。
古本市も非常によいものであったが、もうひとつよかったのは、この古本市に集った古本マニアと交流できたところである。以前からTwitterで知っていた方もいれば、まったくはじめての方、久しぶりにお会いする方など様々であったが、特にウェブでは知っていたが、お会いしたことのなかった方にお会いできたのは嬉しかった。皓星社様の古本市にはとても濃い古本マニアが集っていたため、盛況だった神保町の中でも特に密な場のひとつであったのではないだろうか。このような場を設けていただいた皓星社様にここで御礼を申し上げます。来年もやる予定らしいので楽しみだ。