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コーヒー+α Vol.16 カングー2(デカングー) スライドドアローラー交換

皆さんこんにちは。

10年ほど乗っているルノーのカングー(通称デカングー)は走行距離10万kmを超えました。

10万kmを超えたら、とりあえず壊れてもいいから自分で手をかけようと決めていました。

まるでそんなことを図ったかのようにスライドドアローラー部分が壊れました。全くドアが開かないということはないのですが、このまま使用していればいずれはスライド部分を傷つけ、最悪、開かなくなるでしょう。

ということで、これは自分で直そうと決めました。

早速ネットで検索。しかしながら思いの外情報がありません。

これは専門店に持って行かなきゃなのか?と思いつつ、絶対構造は単純だよな、とも思ったので根気よく解決方法を探ります。

下準備

まずは、必要そうなものをリストアップ。

  1. スライドドア部分の留め具を外す工具

  2. スライドドアローラー部分

多分これしかありません(笑)。

工具に関しては、トルクスドライバーを持っていなかったので以下のものを試しに購入。

そして肝心のスライドドアローラー部分です。

今回はスライドドア両側のローラー部分が壊れているので、左右両方が必要となります。

必要となれば購入しなければなりません。

まずは部品の型番探し。ローラーが付いている部分のパーツです。

どこに型番があるのか探します。

ありました。スライドドア取り付け具の裏側に。

備忘録。

スライドドア右側(運転席側)の取り付け具の型番:497645

スライドドア左側(助手席側)の取り付け具の型番:497763

これで検索可能となりました。

「Renaut, 型番」で調べてみます。

すると、AliExpressに右側用がありました。

↑今回僕がAliExpressで購入した商品ページ。送料入れるとトータルで17,000円ぐらいかかってしまいましたが、国内ネット上では25,000円ぐらいで同様の製品を売っているところもあるので、それに比べれば安いです。

このパーツでこの値段だと高く感じてしまいますが、経験代。

さて、左側なのですが、試しにヤフオクを調べてみると中古が出ています。
送料入れても5000円以内。落札。

↓AliExpressを使ってトルコからはるばるやってきたパーツ(右側)。新品です。

ヤフオクで落札した左側パーツは残念ながらベアリング周りの部分にクラックが入っていましたが、使えそうなのでとりあえず取り付けることに。

取り外し・取り付け方法

まず僕が困ったのはどうやってローラー部分を外すかということ。

とりあえずレールを外すか、ということでトルクスドライバーでトルクスネジを外そう。と考えました。

しか〜し、購入したトルクスドライバーはレール部分のトルクスネジに届かない(泣)。

それでは、と、上の写真のレール左端の外せそうなトルクスネジからとりかかります。

こちらは購入したトルクスドライバーで外せました。

判明したのが、この部分を外せばローラー部分が取り外せるということ。レール自体を外す必要は全くありません。やってみないとわからないものです。

それさえわかってしまえばあとは単純です。

ローラー部分とスライドドアに取り付けられているパーツを外し新しいものに交換するのみ。

とりあえずスライドドア側にある3箇所あったネジを全て外してみました。2枚プレート構造になっています。

冷静になって考えてみると、この2枚のプレートをくっつけているネジは外す必要なかったですね。

↓ローラー部分がこれではダメですよね。

↓新品との比較。

こんな構造。

新品に交換してパーツを元に戻します。これは至極単純な作業です。

あ、ちなみにこのスライドドア側につけるパーツのトルクスネジ(奥2つ)を外す時は通常のモンキーレンチを使いました。

この時ちょっとコツがあります。重力で下がってくるスライドドア部分を自分の太ももで受け止めながら作業するとトルクスネジを締めるのも容易になります。

完成です。バッチリ!

要領がわかったので左側のドアも直します。

こちらもベアリング部分がもう限界。

↓下のパーツがヤフオクで購入したもの。

こちらは慣れたもので10分もかからず取り外し、取り付け完了。

トータルでも1時間かからずに作業完了できました。慣れれば30分以内で終わる作業です。

同じような症状が出てくるカングーもあると思います。ぜひ参考にしてみてください。(ただしパーツ選びから作業まで自己責任でお願いします)

僕は外した使用済みパーツの構造をもうちょっと調べて、ローラー部分だけの交換をすることができないか試すことにします。

もし、それが成功したらまた報告しますね。

それにしても意外と自分で直せてしまうものです。次はどこに不具合が出るんだろう。でもそれを直せるか考えるのも楽しみです。

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