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コーヒーと音楽 Vol.327 Chris Von Sneidern
Chris Von Sneidern - When It Goes Around
例えば少し時代が違って、少しアレンジが違っていたらメインストリームになっていたかもしれない音楽はたくさんあります。
今回紹介するChris Von Sneidern の When It Goes Around を聴いて真っ先に思い出したのは Mac Demarco の Still Together でした。
ぼくが持っているのはChris Von SneidernがThe Sportsmen名義で作った spirited という1999年リリースのアルバム。
Mac DemarcoのStill Togetherが入っている 2 がリリースされたのは2012年。
Youtubeの動画再生数を見てみます。
Mac DemarcoのStill Togetherは11K(K=1000、つまり11000)。Chris Von SneidernのWhen It Goes Aroundは233!!!
こんなこと考えたところでしようがない話ですが、もしChris Von Sneidern がもっとLofi路線でルーズな音を2010年代に発表していたらヒットしていたかもしれない。10年早かったのかもしれない。
(同じようなことをRichard X. Heymanにも感じます)
これは運としか言いようがありません。音楽的な優劣なんてそこにはないし、ぼくはChris Von Sneidernの音楽が大好きです。
Chris Von Sneidernはメジャーにならない代わりにカルト的人気を得ています。結局何が良いかなんてわかりません。
現実として彼の音楽は日本にいるぼくの手元に届いていて、ぼくは彼の音楽に動かされている。それだけで十分なことのように思います。
<今日の誕生日>
7月4日
Harvey Brooks (1944 - )この日アメリカで生まれたベーシスト。
Bill Withers(1938 - 2020)この日アメリカは西ヴァージニア生まれのミュージシャン。