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コーヒーと音楽 Vol.219
Gerry Mulligan - Night Lights
いつからか自然とJazzを聴くようになりました。
それまではJazzなんておしゃれなカフェかBarか居酒屋で流れている音楽ぐらいにしか認識していなかったのに。
クラシカルな音楽もそうですが、Jazzも何を聴けば良いのか迷ってしまうと思います。
そんなとき、今のぼくだったら何をオススメできるだろうとふと考えることがあります。
オススメできるのはもちろん自分が大好きなものしかできません。
そうなってくると間違いなくリストに入るのはGerry Mulligan。
Gerry Mulliganの音楽には柔らかさがあって、優しさがあって、抑えた感情があるから好きです。
今日はそんなGerry MulliganのNight Lightsという曲を紹介します。
この曲は同名のNight Lightsという1963年リリースアルバムの1曲目に収録されています。
Gerry Mulliganはバリトンサックスで有名ですが、他の楽器も演奏しています。
このNight LightsのピアノもGerry本人によるものです。
改めてGerry MulliganのことをWikipediaで調べてみました。
ここにはGerryがどうやって音楽にのめり込んでいったかが書かれています。
Mulligan家の男4人兄弟(Gerryは末っ子)の面倒も見てくれた黒人の家政婦Roseの影響は大きいようです。彼女はピアノが弾けました。それにGerryは感化されました。
また当時、黒人のミュージシャンたちが演奏に街に訪れても泊まる場所がなく、黒人コミュニティーに滞在することも多かったようです。(映画『グリーンブック』の世界ですね)
Gerryはそこで刺激的な音に、人に出会ったのでしょう。その経験がGerry Mulliganという素晴らしいミュージシャンを産んだのです。
今回取り上げたNight Lightsという曲はGerry Mulligan本人の作曲のようです。
このアルバム自体がその名の通り、夜にゆっくりしたいときにピッタリ。
これから夜長の時期に入っていきます。Jazzをこのアルバムからはじめてみてはいかがでしょうか?
↓過去に2回ほどGerry Mulliganの音楽については記事にしています。
静かな夜。ここから夜景は見えないけれど、想像することはできる。
Gerry MulliganのNight Lightsを聴きながら、いつかみる夜景を思い浮かべてゆっくり夜を過ごします。
皆さん、良い夕べを。
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