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備前-BIZEN-

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岡山県備前エリアの素敵なあれこれをまとめていきます。
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#備前焼

夫婦で3代目備前焼作家の道を選んだ「不老窯」さんのお話。

夫婦で3代目備前焼作家の道を選んだ「不老窯」さんのお話。

岡山県の伝統工芸備前焼の生産過程で廃棄されてしまう陶器ごみをリサイクルしたRI-CO #再生備前シリーズ

この取り組みを知り「うちの窯で焼いてみましょうか?」と声をかけて下さる作家さんや窯元さんとの出会いが生まれました。

今回ご紹介するのは、ご夫婦ともに3代目備前焼作家として運営される「不老窯」さんです。大饗さん、乗松さん夫婦が作家として窯を運営されています。

ご主人の大饗さんは、伝統的な

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私が選ぶものが、いつか世界を変えるなら。リサイクルプロダクトで陶器ごみ問題に解決の道を示す、
the continue.の挑戦

私が選ぶものが、いつか世界を変えるなら。リサイクルプロダクトで陶器ごみ問題に解決の道を示す、 the continue.の挑戦

岡山県備前市。赤褐色の美しい陶器、備前焼のふるさと。この町では年間約1割の備前焼が廃棄されています。

この土地でしか取れない良質な土を使い、釉薬は使わず、登り窯で2週間かけて焼きしめる。長い歴史のなかで先人たちに守りぬかれ、ほとんど製法を変えることなく続いてきたこの焼き物は、土や窯の扱いが難しく、作品の完成までには高い技術と経験値が求められます。それゆえに廃棄品も多く出てしまう。

しかしこれは

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備前の地で循環するモノづくりを目指して。1000年守り抜いた技法で新しい景色を生み出す。備前焼作家・伊勢崎創さんの話。

備前の地で循環するモノづくりを目指して。1000年守り抜いた技法で新しい景色を生み出す。備前焼作家・伊勢崎創さんの話。

備前の地で循環するモノづくりを目指して。1000年守り抜いた技法で新しい景色を生み出す。備前焼作家・伊勢崎創さんの話

初めて陶器のお茶碗を買ってもらったときの誇らしさを覚えている。
手が滑ってそのお茶碗を割ってしまったときのことも。

でも、割れたお茶碗の行き先は知らない。

「陶器ごみ」

家庭から出るもの、制作過程に出るもの、流通事情で廃棄されるもの……それら日本における陶器ごみのリサイクル

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