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「100の回路」〜劇場へのアクセシビリティを考える〜

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本記事は、舞台芸術のアクセシビリティについて考え、議論、実装していくための視点を収集するためにインタビューを行い共有する「100の回路」という読み物シリーズです。劇場・舞台芸術へ…
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2021年7月の記事一覧

100の回路#20 ろう者にもっとエンタメの場を。手話があることが当たり前な社会を目指して。(NPO法人シュアール理事長・今井ミカさん)

こんにちは。 THEATRE for ALL LAB研究員の土門蘭です。 今回の「100の回路」では、NPO法人シュアール理事長の今井ミカさんにお話をうかがいました。NPO法人シュアールは、ろう者のエンターテインメントや教育分野に焦点を当て活動している団体です。 また、前回ご紹介した大木洵人さんが代表を務める株式会社シュアールと、同じグループに属するもうひとつの組織でもあります。 株式会社シュアールは「手話の社会的インフラの普及活動」を、NPO法人シュアールは「ろう者のエ

100の回路#19 「手話」に対する誤解を解いて、ろう者と聴者が対等な社会へ。 (株式会社シュアール代表・大木洵人さん)

こんにちは。 THEATRE for ALL LAB研究員の土門蘭です。 今回の「100の回路」では、手話とITを組み合わせたサービスを展開している、株式会社シュアール代表の大木洵人さんをご紹介いたします。 「100の回路」シリーズとは? 回路という言葉は「アクセシビリティ」のメタファとして用いています。劇場へのアクセシビリティを増やしたい我々の活動とは、劇場(上演の場、作品、そこに巻き起こる様々なこと)を球体に見立てたとして、その球体に繋がる道があらゆる方向から伸びてい

100の回路#18 荒牧友佳理さんに聞く視覚障害者の就労可能性

こんにちは! THEATER for ALL LAB研究員の立川くるみです。 普段は制度の谷間障害「眼球使用困難症(PDES)」の生活向上を目指し、活動をしています。 サニーバンク会員でもある私は、PDES当事者であり、特に動く光・集中する光に強い過敏性があるという障害があります。 この「100の回路」企画に参加したのは、舞台芸術の1つであるミュージカルにも強い憧れをもったことがあるためです。 「100の回路」シリーズとは? 回路という言葉は「アクセシビリティ」のメタフ

100の回路#17 視覚に障害があっても楽しめる「さわれる」芸術作品とは?

はじめまして。THEATRE for ALL LAB研究員の渡部里美です。 ADHD、ASD混合の広汎性発達障害とうつ病を抱えており、サニーバンク会員のライターとして今回参加しております。 THEATRE for ALL LABでは、障害当事者の方にお話を伺い、自分とは別の障害当事者さんの視線に立って芸術とアクセシビリティについて学びたいと思います。 今回の「100の回路」では、視覚障害当事者であり、鍼灸師・美術作家として活動をしている、京都府在住の光島貴之さんにお話を伺い

100の回路#16 アクセシビリティと公共の未来

はじめまして。THEATRE for ALL LAB研究員の汐と申します。普段は別ペンネームでライトノベル作家、または漫画原作などをしております。学生時代は演劇を専攻にしており、社会人劇団の役者やスタッフとしてもその後活動しておりました。双極性障害II型があり、今回サニーバンク会員としてインタビュー取材に参加させていただきました。気分の乱高下と戦いつつ、頑張って生きてます。どうぞよろしくお願いいたします。 「100の回路」シリーズとは? 回路という言葉は「アクセシビリティ」