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第一回身体の使い方講座【2024/10/12】

🌷はじめに

2024年10月より新規開設した【演劇トレーニングを用いた、身体の使い方講座】の講座レポートです。
🌸Theater Hanairoとは・・・
 名古屋市で活動する演劇ユニット。
 「演劇に触れたことのない人にも演劇の面白さを伝えたい」
 「趣味の演劇を広めたい」
 「演劇を通して自己成長してほしい」
 「演劇を通して一緒に何かが出来る繋がりを作ってほしい」
そんな目的から生まれた人と人を繋げるための演劇集団です。
2023年8月より、【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】を月一開催しております。
 
 2024年8月よりメンバーは4名となりました。
 講師&当ブログ運営は主催者の中野浩作となります。
 中野浩作のプロフィールはこちら↓↓↓

https://note.com/sorairoinn/n/nc898247fdb33

当ブログでは過去の講座レポートを掲載いたしております。
演劇に興味のある方や何か新しい物事に挑戦したいと考えているあなたの参考になりましたら幸いです。

ちなみに、公式LINEもございます。更新頻度は遅いですが、シアターハナイロの活動を適宜配信しておりますので、よろしければ友達追加、お願い致します!
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もちろん、インスタもあります😀
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🌼2024/10/12 第1回身体の使い方講座

🌼講座概要

参加者数:3名(男性:2名 女性:1名)+アシスタント2名
ワーク内容
●講座概要
●自己紹介
●体の緊張を取るトレーニング
 ・倒れかけレッスン
●体を知るトレーニング
 ・彫刻レッスン
●体と出会うトレーニング
 ・コンタクトトレーニング
 ・鏡レッスン
 ・歩き方レッスン
●体で表現するトレーニング
 ・ワンポーズレッスン
 ・ステイタスUP/down

ボディイメージを意識するトレーニング


🌼講座詳細

2024年10月より新設の今回の講座。
演技の基礎となる「感情」「声」「体」の【体】にスポットを当てたトレーニング講座となります。
演技や表現ごとに関わっている人、興味がある人へのアプローチとして自分の感情や演技について学べる場として新設いたしました。
昨年より月に一度開催している【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】と同様に基本はゲームやワークでの進行ですが、より演技的な部分にフォーカスをあてた講座内容となっています。

以下、今回のワークの一部紹介となります。

彫刻レッスン

★体を知るトレーニング
【彫刻レッスン】
ペアになって、片方の人がもう片方の人の体でいろんなポーズを作っていきます。
タイトルを付けたり、テーマを元にして様々なポーズを作るトレーニングです。

普段、人の体に「触って動かす」ということはする機会がないでしょう。
お芝居の中の演技で様々な動きをする時、自分の体を意識する必要があります。その際、身体の演技のバリエーションが必要になってくるのですが、このトレーニングは他人の体を知り、同様に自分の体の仕組みを知るとてもいいトレーニングとなります。
そして、自分の中にあるイメージを形にすることの難しさも体験していただけます。
イメージを形にするということはすごく難しいですよね。
どんな形であれ、アウトプット(外に出して表現してみること)が表現力の向上にはとても重要になってきます。

参加者の皆さんも最初はペアの方の体に触るのにおっかなびっくりという感じでしたが、だんだんと人の体を操作していくことの面白さに気付いていただき、途中からは「あ~でもない、こ~でもない」と、自分の理想の形を作るために悪戦苦闘していました。

鏡レッスン

★体と出会うトレーニング
【鏡レッスン】
今回のトレーニングで一番盛り上がったワークです(笑)

ペアになり、片方の人が適当に動いて片方の人が真似をします。
途中、合図でリードする人と真似をする人が交互に変わっていきます。
最終的には「どちらがリードでどちらが真似をしているのかわからない」状態になります。

相手の体は当然ですが自分の体とは違います。
自分には簡単な動きでも相手にとってはすごく難しい動きがあります。
相手の動きをよく観察して、うまく真似が出来るようにしていく。
観察力とコミュニケーション力を鍛えることのできるトレーニングです。

うまくコミュニケーションが繋がって来ると、どちらがリードしているか輪からないのに、勝手に身体が動き続けるというとても不思議な状態になります。
言葉で繋がるよりももっと密接に相手と関わる瞬間があります。
いわゆる「シンクロ」している状態ですね。
こういう円滑なコミュニケーションというものは普段、言葉を主体に他者とコミュニケーションを取っているとなかなか難しいもので、こういったトレーニングを体験するのはとても貴重な瞬間だと思います。


🌻体を知るということ

演技において、「体」という要素は必要不可欠です。
この体を使って演技を行いますし、この体を通して演技という表現を行うから当然と言えば当然のことです。

こと舞台演劇においては体という要素をお揃下にしてしまうと、演技表現そのもののレベルが下がってしまうと言っても過言ではないでしょう。
その為、自分が普段使っているこの体を「イメージを表現できる体」にしていく必要があるのです。

自分の体というものは自分のモノであるはずなのに、思ったより自由に動いてくれません。
思い切って振り上げた手が、そこまで上がっていなかったり、瞬発的に動いたつもりでもそこまでの速度で動けていなかったり、あるいは「自分ではこういうポーズを取っているつもり」でも、外から見ると全然違った動きをしていたり、存外、自分の体というものは自分の思い通りに動かない物なのです。

表現で使える体を手に入れるためには、表現で使えるようにトレーニングを重ねる必要があります。

その第一歩として、「体を知る」ということはとても重要なのです。

あなたは、自分の体のことをどこまで知っていますか?
腕はこのぐらい上がるし、歩幅はこのぐらい。
柔軟性はそこそこあるけど、ジャンプするのは苦手。
日常生活で使用する体の認知は大抵が生活するレベルに足るものであるはずです。
しかし、表現をする肉体にするためにはまだ足りません。

自分の体のボディイメージは出来ているだろうか。
※ボディイメージ・・・自分の体がどう動いているのか客観的に見ることが出来る能力です。
体の中心、丹田は意識できているか。体重をどこで支えて立っているか、動くとどう変わるか。
演技で感情が膨らんだ際に熱くなる部分はどこか、また、緊張する時にいつも固くなる部分はどこなのか。

私達の体は実に様々な要素で構成されています。
こういった自分の体の要素を細かく紐解き理解していくことが、自分の体を自由に動かすためには必要不可欠なこととなってきます。

また、自分の体だけでは表現の引き出しは広がっていきません。
他人の体に触れてみたり、観察することによって、自分の体との差異を発見し、自分の体で再現することが出来るかどうか試すことも非常に有益な訓練となるでしょう。

表現する体を手に入れるためにまずは他のヒトの体を観察してみることから自分の体を知るという足がかりにしてみるのもいいかもしれませんね。

表現するために必要な体、自分のイメージを自分の体で表現することが出来るようになると普段の生活で魅力的な体を手に入ります。

身体の使い方講座ではそんな体にまつわる演劇トレーニングを参加者の皆さんにお伝えする講座です。
ご興味湧きましたら是非参加してみてください。
あなたの体の新しい一面が見つかるかもしれませんよ。


今回は、こんなところで。
どうぞ、今後ともTheater Hanarioをよろしくお願いいたします。

Theater Hanairo講師
中野浩作

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