【映画】感想『ニューヨークの恋人』
監督・出演・あらすじ
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド、スティーヴン・ロジャース
出演者:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ブレッキン・メイヤーほか
ニューヨークの恋人 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
タイムトラベル映画で、ラブストーリーと言えば『バックトゥザフューチャー』が有名ですが、『ニューヨークの恋人』が思い浮かぶ人も少なくないのでは。仕事一筋で生きながらも悩みを抱える主人公ケイト(メグ・ライアン)の姿は、働く世代にとって共感できる部分が多いと言えます。今回はこの『ニューヨークの恋人』の魅力について述べたいと思います。
テーマの普遍性
タイムトラベルで出会った人々をつなぐのは、時間や空間を超えても変わらない普遍的な価値観です。この物語でも、125年前の世界からやってきたレオポルドの姿勢や価値観が、ケイトやその弟チャーリーの胸を打ちます。何気ない日常の中でゆっくりと食事を楽しむということや、虚勢を張らずに等身大の自分で人と接するということ。仕事や家事に忙殺されて生きる人々にとって、大切だと分かっていても忘れてしまうことを、彼は思い出させてくれるのでした。
キャストの魅力
意外性はあまりないと言って良い展開ですが、さっぱりと楽しめる映画です。「弟との今生の別れがだいぶあっさりしている」「レオポルドの家計の厳しさはこの結婚で解決できないのでは?」といった疑問もありますが、それも気にならないくらいにヒュー・ジャックマンが魅力的です。同時期の『X-MEN』などとは違った、貴族然としたスマートな彼の姿が鑑賞後も印象に残ることでしょう。
おまけ:タイムトラベル×恋愛の映画
・バックトゥザフューチャー
→アクション、コメディ、青春といった、魅力的な要素がたくさん詰まった映画。言わずと知れたSF映画の金字塔。タイムトラベルによる主人公の行動の影響が、細かい所まで工夫して表現されていて、何度観ても楽しめる。
・君がぼくを見つけた日
→自分の意思とは関係なくタイムトラベルしてしまうという、困った体質をもった主人公の物語。
・アバウト・タイム 愛おしい時間について
→主人公の恋愛にやきもきする要素もありつつ、家族や人生といった広いテーマについても考えさせられる映画。
皆さんもぜひ、おすすめのタイムトラベル映画があればコメントでお知らせください!