Ongakuのはじまり【10】〜【50】

ユキヒロさん

昨夜Twitterのトレンドに”高橋幸宏”の文字…まさかと思い開いてみると１月１１日に誤嚥性肺炎で亡くなられたとのニュース。ユキヒロさん（あえてこの呼び方をさせていただきます）と言えば言わずと知れたミュージシャンでYMOは言うに及ばずサディステックミカバンド、スケッチショー、最近ではMETAFIVEなって言うドリームチームのようなスーパーバンドで活躍されたいわゆる大御所。ここ最近は脳腫瘍の手術もあったけれど頑張っている様子がSNSで伝えられていたのでまた活躍を期待していただけに残念です。

私とYMO

YMOとの出会いは小学生だったと記憶する。４つ年の離れた兄が中学で吹奏楽部で演奏するからとレコードを買いよく聴いていた中に「ソリッドステイトサバイバー」があり「ライディーン」が当時あったロボットアニメのタイトルと一緒で頭でごっちゃになっていたのもいい思い出。当時はTVアニメの主題歌（当時はアニソンなんて言葉はなかった）か学校で習う歌しか聞いたことのなかった子供でYMOの音はもちろんジャケットのビジュアルも衝撃的で今思えばあれが自分にとってのOngakuセカンドインパクトでした。テレビで覚えているのはYMOではないけれど歌番組での「い・け・な・いルージュマジック」正にいけないものを見てしまった感（笑）YMOの人（坂本龍一氏）はこんな人なんだと子ども心に衝撃を受けたのを覚えています。イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」も大好きでした。

私のYMO略歴
YMO結成1978年（6歳）→「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」1979年（7歳）→「ハイスクールララバイ」1981年（9歳）→「い・け・な・いルージュマジック」1982年（10歳）→「浮気なぼくら」・「サーヴィス」・散開1983年（11歳）→「テクノドン」1993年（21歳）

散開

今ほど音楽について情報もなく兄から見聞きするかテレビ、ラジオからの情報だけだったので知らない間にYMOは散開していて色々知ったのはそれからの話。

だからスケッチショウ（2002）にユキヒロさんと細野さんがやると聞いた時はめっちゃ嬉しかったし教授の活躍も応援していました。ユキヒロさん率いるMETAFIVEなんてまりん（電気グルーヴ）小山田くん（フリッパーズギター）テイ・トウワ（ディー・ライト）なんて好きなものの寄せ集め丼と狂喜乱舞。コレはドリームチームや！と小躍りしたほどです。

YMOでのユキヒロさん

大御所でコレだけファンのいるYMOだからもう言うことはないしマニアの人からしたら何もわかっちゃいないのかもしれないけれど私はユキヒロさんの声が好きで（もちろんあのカッコイイドラムも好きだけど）よく聞いていたのは「以心電信You've Got To Help Yourself」おっさんなので言葉の意味はよくわかっていないがチルでエモい曲。ずーと聴いていられる聴くだけで落ち着く大好きな曲。ドラムは散開後色々知るようになって生ドラムな事に驚き勝手にテクノだから打ち込みだと思っていた自分を恥じました。

Ongakuとの出会いに感謝

つい先日三大ロックギタリストの一人ジェフベックが亡くなりその前にはDr Feelgoodのウィルコもこの世を去り、知っている大御所ミュージシャンたちが旅立つ中（先日宮古島でライブをしたシーナ&ロケッツの鮎川さんが体調不良でライブを休むと聞いた時もドキッとした）でのユキヒロさんの訃報。とても悲しいけれど彼の作った、歌った曲はいつまでも残っている。何かのインタビューでユキヒロさんが「ビートルズが居たから僕音楽を始めた」的な事を答えてたのを覚えていてそれは私にとってのYMOであり「Day Tripper」を知ったのはビートルズよりYMOだったのはちょっと嬉しかったりします。

素敵なOngakuとの出会いに感謝します。ありがとうございました。