見出し画像

【だいすきなドラマシリーズ③】

こんにちは。
今日はとてもいい天気☀
黄砂のせいでしょうか。喉がイガイガし、お肌が乾燥しています。
近所の黒い車が黄砂で黄色になっていました🚗

今日も引き続き、だいすきなドラマシリーズです。
今回は…
カルテット」🎻🎻🎻🎻
こちらもなかなか奥が深い作品です。
それぞれのキャラクターが濃い!
見ていてクスッと笑えたり大泣きしたり感情のジェットコースターのドラマです。


カルテットのあらすじ

ある日、偶然であった四人の男女。
几帳面で名家出身の別府司
声が小さい巻真紀
コーヒー牛乳だいすき世吹すずめ
理屈っぽい家森豊
四人は軽井沢の別府司の別荘で
カルテットドーナッツホールとして演奏活動をしながら共同生活を始める。
ただ、四人にはそれぞれ秘密があった。
全員、片想いの四人組のコメディーなサスペンス。

このドラマの魅力

全部好きと言うのが本音ですが、やはり空気感。
四人のテンポの良い会話と時にシリアスになる感じ。
きっとこの四人の中に自分自身がいることでしょう。
一見、取るに足らない小さなことが大きなことにつながっていくこと。
カルテットに限らず、坂元裕二さんの作品は心をずらして限界になってしまった人を描くのが天才的にうまい!
・唐揚げにレモンをかける・かけない
・恋人だった頃、妻にあげた詩集がページを進められないまま鍋敷きと化している。
そんな小さなことが積み重なって夫婦関係は破綻してしまう。
大きな喧嘩なんかなくてでもそういうすれ違いが何回も何回も続いた結果取り返しのつかないことになってしまう。
そして!坂元裕二さん。
彼は一体人生何回目なのでしょうか。
名言のオンパレード!

泣きながら

泣きながらご飯食べたことがある人は、生きていけます。
(第三話 巻 真紀)

食べることって生きることだと思っていて。
生きることって食べることだけじゃなくて、眠る・お風呂に入る・仕事に行く・恋をする…日々の営みのすべてが生きることだと思っています。
苦しくて落ち込んでどうしようもなくなって、時には自分の運命や家族を恨むこともあるでしょう。
だけど、そんな中で泣きながらでも生き足掻いた人はきっとこれからも生きていけるんだろうと思います。
泣きながらご飯食べたこと、私もあります。
喉が詰まって喉を通らなかったけれど、無理やり飲み込んで。
だから何の味もしなくて、でも食べないといけなくて。
本当に苦しい時間だったけれど、そんな時間があったから
今、美味しくご飯が食べられることが何よりも幸せに感じられる。


君の好きはどこに行くの?

「私の好きな人には好きな人がいて、その好きな人も私の好きな人で…うまくいくといいな」
「君の好きはどこに行くの?」
「ああ」
「置き場所に困らないのかね?」
「私の好きはそのへんにゴロゴロしてるっていうか」
「そのへんにゴロゴロ?」
「ふふっ、寝っ転がっていて…で、ちょっと、ちょっとだけがんばるときってあるでしょ?住所をまっすぐ書かなきゃいけないときとか、エスカレーターの下りに乗るときとか、バスを間違えないようにする時とか」
「ああ、あの玉子パックをかごに入れる時とか?」
「白い服着てナポリタンを食べるとき、そういうね、時にね、その人がいつもちょっといるの。いて、エプロンかけてくれるの。そしたらちょっと頑張れる。そういう、好きだってことを忘れるくらい好き。変かな?」
(第八話 世吹すずめ)

このセリフ、とっても愛おしくて何回も見返して手帳にメモしてしまうほどに大好きです。
恋は一人でするもので、恋愛は二人でするものだって私は思うのです。
恋の終着駅は「交際」か「失恋」
すずめちゃんの好きな人にはまた別の好きな人がいる。
結果的には「失恋」になってしまうのだけれど
叶った恋だけがすべてじゃないし、叶わなかった恋もそのままゴミ箱に放り込まれるものでもない。
自分でたいせつに持っていて、ちょっとだけ勇気を出さないといけないときや、頑張らなきゃいけない時にお守りになる。
恋をした結果がどうなろうと好きになった人を大切にしている。
事実、恋の終着駅は「交際」か「失恋」しかないけど。
でも、そうじゃなくてもいい。
「恋人」とか「夫婦」とか名前がつけられないからこそ壊れることはなくてずっと自分を守ってくれる。
頑張らないといけないときに思い出せる人。そんな人に出会えるって素敵だし、誰かががんばる時に自分のこと思い出してもらえるととても嬉しいですよね。


溢れたものが嘘なわけない

裏切ってないよ?人を好きになることって、絶対裏切らないから。知ってるよ?真紀さんがみんなのこと好きなことぐらい。絶対それは嘘のはずないよ。だって、溢れてたもん。人を好きになるって勝手に溢れるものでしょ?溢れたものが嘘なわけないよ。
(中略)
いっしょ。心が動いたら、前にすすむ。好きになったとき、人って過去から前に進む。私は真紀さんが好き。
(第九話 世吹すずめ)

「好きが溢れる」って表現、とっても素敵だなと思いました。
感情って隠しきれないものだと思います。
大好きって感情やたいせつだと思う感情。
逆に嫌悪や怒りも。
大好きな人には心地よく過ごしてほしいから大切にするし、優しくする。
そんな気持ちを差し出された方も温かい気持ちになる。
例えば、歩ける距離であっても帰り道にタクシーで送ってくれたり
心配して夜遅くに電話してくれたり
優しいまなざして見つめられたり
そういう行動や、溢れてしまったものって嘘がないんです。
私、いつも思うのですが
行動の動機として「私の子供だから」とか「仕事だから」とか「上司だから」といった、役割や立場を理由にするんじゃなくて。
「心配だから」とか「大好きだから」・「大切だから」という動機で何かをしてあげたいなって。
そうしたらきっともっと気持ちが溢れていく。
過去にあの人がああしたとかこうしたとか嘘をついたとかあるけど
私達は現在しか生きられなくてその現在は未来に向かって進んでいる。
好きになったとき、一緒に生きていく人と前に進む。


いいなと思ったら応援しよう!