あつまれ!備える女の森
いよいよやることがない。
いや、正確にいえばある。部屋の掃除は全然途中だし、WEBデザインの勉強だってしたいし、家でダンスのレーニングももっとすべきだ。しかし、ただただ気持ちが退屈で身体が動かない。普段から家にこもることはわりと得意な人種なはずなのに、こうも百合子(小池百合子都知事のことを私はこう呼ぶ)に「外出しないで!繁華街いかないで!人と会うな!男と会うな!」と言われてしまうと、普段から別に外出していなくても我慢を強いられてる気がしてより憂鬱になる。宿題でもやるか…と思っている時に「宿題やっちゃいなさい」と親に言われた時に起こる「今やろうと思ってたし!!」という謎の逆ギレ。アレに近い気がする。は?別に言われなくても家にいるし。は?
家にいるのは得意だが、友人と会えない、飲みに出かけられないというのはなかなかに苦痛である。オンライン飲み会なるものも頻繁にやってはいるが、まぁそれをぬいても暇で仕方がない。そんな私は今巷で流行っているアレが欲しくてたまらない。そう、
任天堂Switch本体とソフト「あつまれ!どうぶつの森」だ。
どうぶつの森は任天堂が64時代から度々リリースしているソフトで、家を買い、そのローンを株を買ったりものを売ったりしてたぬきちというクソ狸に返していきながら家具を集めて村人と交流をしてスローライフを楽しむというゲーム。そもそも借金返済がある時点でまったくスローではない気もするのだが、まぁそのへんはどうでもいい。64時代からは格段に進化したこのゲームがどうしてもほしい。だってみんな通信してて羨ましいんだもん…。お互いの家行ったりさぁ…。ただこの任天堂switch
どこにも売ってねぇ~~~~~~
は?なんでこんなどこにも売ってないの?それでいてAmazonを覗くと6万超え?定価3万なのに?生まれ変わったら転売ヤーにでもなるか?は?
しかもこのコロナの影響で出荷が遅れているらしく、どの店に行っても「つぎの入荷は未定」の張り紙。ふざけるな。スローライフを送るためになんでこんな殺気立ってなきゃいけないんだ。「入荷までお待ちくださいだなも!」じゃねぇよクソ狸。食堂においてるやたら金玉がでかい置物にしてやるぞコラ(たぬきちの口癖が『~だなも』です)。このままだと最悪の事態が起きてしまう。購入できた頃には友人たちがもう飽きているという地獄が…。
ただ、ここで少し考えてみる。このどうぶつの森ブームによって任天堂switch本体が出荷停止になり、転売の価格は高騰し続けている。しかもこの流れ、人気のゲームソフトがリリースになると度々起きている現象なのだ。さすが天下の任天堂。キッズを笑顔して食う飯は美味いか?美味いやろなぁ!!!!!
そう、これからも起きるであろうこの現象に備えて、次の入荷で購入したらいいのだ。なんてクレバー。なんて備えのある女。これで恋人がいないなんておかしな話ではないか。おまけにもっと給料が上がったっていいし、毎日猫が私に甘えてくるべきだ。こんなに備える女なのだから。もう友達がどうぶつの森に飽きてしまっても、通信してもらえなくても構わない。私は次のブームに備えて次の抽選販売で必ず買う。いや、ごめん、実際は絶対に飽きないでほしい。私がどうぶつの森を手に入れるまで国民全員誰一人として飽きないでほしい。別に島クリエイター(舞台である無人島を可能な限り改造して豪華にする人のこと)になっても、放置していてもいい。でも、待ってて、私のこと…!!
とまぁ、書くことがなさすぎて任天堂switchを手に入れたいがための気合記事になってしまったので、ここまで読んだ人はかなり暇な人だと思う。でもありがとう。最後に、決意表明をした私に友人が放った一言を。
「多分、買える頃には買う気失せてるよ」
それな~~~~~~~。
最後までありがとうございました。さようなら。