金曜日はグルメ関連、あとワインやお酒に関するお話しを。
先週も触れましたが、今シーズン、残念ながら全く盛り上がりに欠けてしまったボジョレー・ヌーヴォーについて、敢えて続報します。
既に皆さんの興味もない頃とは存じながら…(苦笑)
ちょっとワインを楽しまれる方なら、毎年のボジョレー・ヌーヴォーの『キャッチコピー』を耳にしたこともあるかと思います。
どの年も極めて前向きで、欠点さえも美点に変えて大袈裟に褒めまくることで有名な宣伝コピーですね。
実はネットでいろいろ揶揄されるそれらのキャッチコピーは、日本の大手輸入業者がそれぞれの解釈で勝手に謳っているもので、フランス側の正式なコメントではありません。
また、記事によって取材先の業者が異なりますので、同じ年でもいろいろな表現のコピーが乱立しています。
多くは、サントリー等の最大手業者が発表したものを紹介しているようですが、老舗の輸入業者のコメントを採用する記事もありますので、どれが正解というものでもありません。
ただ共通して、とにかく褒めまくっていますので、『三段論法』に当てはめても一体どの年が最高だったのか?等ははぐらかされたままになりがちです。
その辺の言葉遊びも楽しむだけの心の余裕が必要そうです。
年によって出典がバラつく為、連続性に欠けますが、業者によるキャッチコピーを並べてみます。
上記とは別に、実は公式なと言いますか、『ボジョレーワイン委員会』の評価が存在しており、それを『フランス食品振興会(SOPEXA)』が世界に発表しているものがあります。
公式ではあるものの、なんというかフランス人にしては語彙力が乏しくイマジネーションが刺激されないような分かりにくい表現が残念です。
そんなわけで、日本国内の販売戦略としては各輸入代理店が考えた明るく前向きなキャッチコピーの方が景気いいということですね。
ま、ご参考までに書いておきます。サイトにより、また和訳者により表現が複数あることはご容赦くださいませ。