『大豆イソフラボン』で『鰻の巨大化』に期待している件
曜日ごとのネタ、金曜日はグルメ関連です。
鰻の蒲焼が大好物です。
若い頃から好物ではありましたが、7年前に名古屋市に転勤してきてからハマりまくってます。
関東の蒸し焼きか、関西の直火焼きかという議論もありますが、それを語るとまた長いので、炭火の直火焼きの前提でお話しを(笑)
とはいえ、『鰻丼・鰻重』といえば元々高級料理である上に、ここ数年の相場高騰が凄まじい!
正確な記録ではなく単なる肌感覚ではありますが、鰻1尾弱程度の『上』を例にとると、5年前の約2,500円が2,800円、3,000円、3,200円と値上がりし、今では3,500円程度かと思っています。鰻1尾あるいは1尾半の『特上』ともなると、4,500円くらいの値付けもよく見るようになりました。
この値段では、とてもじゃないけど普段のランチでという訳には参りません。
仕事で東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)を巡回して、現地で働くメンバーとの人事面接を本業としていますので、あちこちの有名店を事前にチェックしては楽しんでおります。小遣いを考えると見栄を張らずに『並』で我慢すべきところですが、丼ぶりや重箱を眺めた時に白ご飯が見えるよりも全面が蒲焼で覆われている風景が好きで、つい気が大きくなり『上』や『特上』を注文してしまいます。尤もその後の1週間は、贅沢な外食は我慢です(苦笑)
因みに…、今やよく知られているお話しではありますが、
『握り寿司』や『刺身盛合せ』、或いは『天丼』の場合は、『並・上・特上』、或いは『梅・竹・松』になるにつれ『ネタの単価』が上がっていきます。『上』は『上ネタ』の『上』ですね。
一方で『鰻丼・鰻重・櫃まぶし』の場合は、『鰻の量』が増えていきます。『質』は変わりません。
以前、TVのクイズ番組でその辺の出題があり、銀座の高級鰻料理店から出てきたご婦人客(2人連れ)へのインタビューがありました。
スタッフ『失礼します。今、何を召し上がってこられました?』
婦人客 『鰻重をいただきましたの。』
スタッフ『鰻重は、松竹梅あったと思いますが何を?』
婦人客 『そりゃ、一番美味しい松をいただきましたわ。』
スタッフ『梅とか竹はお召し上がりにならないですか?』
婦人客 『いつも松だわねぇ。やっぱり違いますもの。梅とかですとちょっと臭かったり硬かったりねぇ…。』
スタッフ『あのですね、鰻重の松竹梅は蒲焼の枚数だけの違いで、使ってる鰻は変わらないってご存知でした?』
婦人客 『あら、そうなの? そんなことはないわよ。松はやっぱり柔らかくて美味しいですもの…』
ご婦人方の無知を貶める、いやらしい演出…(苦笑)
それはそうと、嬉しいニュースがありました!
鹿児島県に次いで鰻の養殖量で第二位を誇る愛知県、その中でも最も有名な西尾市の水産試験場で、通常の鰻の2倍ほど(約400g)に育つ『巨大うなぎ』が開発されました!
なにやら怪しい化学物質を与えたわけではなく、エサに『大豆イソフラボン』を混ぜて育てたとのことです。
実は同試験場で2年前にも同じ内容の記事があったのですが、その時は、『養殖ウナギは、原因不明ながら9割以上がオスになってしまい、細くて身も皮も硬いのだが、大豆イソフラボンを食べさせたところ逆に9割が大型で柔らかいメスになった』と書いてありました。大豆イソフラボン…、『育乳サプリ』の原料としても有名だとか(笑)
それから2年、生産ノウハウを安定させて、いよいよ本格出荷となったようです。
三河一色の組合は『1匹のウナギを2人でシェアいただける大きさですので…』と売り込んでいましたが、いやいや、400gの巨大ウナギ、是非とも特盛の鰻丼にして一人で頂いてみたいものです!
(以下、あくまでご参考)
名古屋着任以来のこの7年間で私がいただいてきました東海3県の鰻店を列挙しておきます(笑)
(下記の他、この7年で関西・関東・浜松でも鰻を頂きましたが東海3県の店舗に限定します。)
太文字は、筆者の独断での再訪希望店です。