シンバルについて、叩く前に調べてみた件(その1)
先週、『「運」とか「縁」の他にも素敵な漢字を見つけたい件』を連載していくお話しを書きましたが、毎週だと(私が)飽きるので(苦笑)、そちらは隔週で…
さて、唐突に音楽関連ネタです。
『アリス』トリビュート専門の親父バンドでアコースティックギターとボーカルを演っていましたが、何度か書いたとおり左手の握力を失い、ギターが弾けなくなりました。
それでも、観る側ではなく演る側として音楽に関わっていたい、アリスを演り続けたい一心で、名古屋在勤時に後輩の薦めで『カホン』を始めました。
この春に30年振りに関西に帰任し、カホンを叩ける場所、それは物理的な場所と同時にバンドメンバーとして迎え入れてくれる場所を探していましたら、ちょっと私のような初心者では失礼では?と尻込みしてしまうようなハイレベルなユニットに声掛けていただきました。
ならば、そのユニットにご迷惑お掛けしないようにカホンの腕を磨けば良いものを、またまた違う方向に走ってしまう悪いクセ…
カホンプレイヤーとしての腕よりも、『見てくれ』を磨こうとしております(苦笑)
具体的には、カホンのアクセサリーというかプラスオプションとして人気の、『スプラッシュシンバル』です。
いつものように、webで店頭でと調べに調べまくって、これ!という1枚をポチりました。
ポチって、届いて、開封して、また箱に仕舞いました。
音がうるさそうで、実際に叩ける場所がないから…
というわけで、その音について述べるでなく、叩き方を語るでなく、これ!という1枚に辿り着くまでの経緯を書き綴っておきます。
クルマメーカーとタイヤメーカーが異なるように、ドラムメーカーとシンバルメーカーは違う!
ポップスでもロックでもいいのですが、『シンバル』といえば『ドラム』の構成パーツの1つです。
尤も、オーケストラや雅楽で使われるシンバル(ぶつけ合わせて鳴らすのでクラッシュシンバルと呼びます)や銅鑼系のものもありますが、ドラムセットのスタンドに固定して叩く(サスペンデッドシンバル)タイプをイメージしてください。
ドラムセットの主要メーカーといえば、
●Pearl(パール楽器製造株式会社(千葉県八千代市))
●TAMA(星野楽器製造株式会社(愛知県名古屋市))
●YAMAHA(ヤマハ株式会社(静岡県浜松市))
です。
敢えて日本のメーカーを挙げたのではなく、世界的に見てこの3社が大きなシェアを占めるのです。
この他に、日本では CANOPUS(カノウプス)・SAKAE(サカエドラム)・Kitano Drums(北野製作所)・Negi Drums(ネギドラム)等が独自のドラムを製造しています。
海外に目を向ければ、SONOR(ドイツ)・Ludwig(アメリカ)・Gretsch(アメリカ)・DW(アメリカ)・Premier(イギリス)というメーカーがありますが、日本のメディアで見掛けるバンドの多くが上記の日本メーカ3社を使用していますので、なかなか印象が薄いかもしれません…
ここで意外なことは、ドラムを叩いている方、演奏されていた方には当たり前の事かもしれませんが、シンバルについてはシンバル専業のメーカーが存在するんですね。
恥ずかしながら、私は初めて知りました。
例えるなら、ドラムメーカーがさながらクルマメーカーで(いや、国内数社で世界市場を寡占していますのでバイクメーカーかも…)、シンバルはタイヤメーカーみたいなものかと。
(この例え、上手いな!と思ったのですが、ネットの何処にも書かれていませんでした(嬉))
今までドラムに全く興味がなかった(アリスの矢沢透だけは興味あった)私でも、下の2つのロゴくらいは見覚えがあります。
Zildjian《ジルジャン》と、SABIAN《セイビアン》ですね。
シンバル市場に於ける、この2ブランドのシェアはかなり大きいかと思います。
あまり知られていないのですが、実はシンバルという楽器の発祥は、トルコです。
トルコ語で『鐘』を表す言葉が『zil』、そして先に挙げた Zildjianは『シンバル職人の息子』という意味になるとか…
その後、この Zildjian家から分家を繰り返して、今の著名メーカーになっているような状況です。
以下、Wikipediaより抜粋
なんだかもう、シンバルといえばトルコ製しかない!みたいになっちゃうんで、他国の有名どころも挙げておきます。
というわけで、シンバルの有名メーカーを列挙してみましたが、実は私が購入したものはここには含まれていません(えっ!)
その辺、話せばまた長くなりますので、次回に続きます。
お楽しみに~
※トップ画像は島村楽器の新製品情報特集記事(眞シンバル) 2027/12/25より借用しました。