社会で生きづらい場合の生存戦略を考える
お久しぶりです。なんとなく更新したいとおもったので書き連ねます。
精神疾患を患って約3年目。波を繰り返しながらよくなったり悪くなったりを繰り替えしています。パニック障害は鳴りを潜めましたが、不安障害(全般性と軽微な社交性)、と断続的な抑うつ、発作的希死念慮、ADHⅮによる諸症状に悩まされています。最近処方されたレキサルティというお薬がかなり良く、症状は少し軽快しております。
さて今回は本当に働けない人間の生存方法について考えます。ここでは主に被雇用主として日本で働くのが極めて不得意であるという場合について考察をいたします。
この状況は具体的には仕事が覚えられない、心理的に弱い、身体、精神の疾患、先天性の発達障害およびそのグレーゾーンなどの特性により職場環境が多大なストレスになり、離職を余儀なくされるような状態です。留意したいのは当然労働はストレスのかかるものであり、ストレスに対処し、愚痴や不満を漏らしていても勤務に成功している場合は含まないということである。あくまで退職(あるいは解雇)をしてしまうというところを強調しておきたい。
まずは生存戦略を考えるにあたり、大前提となるのは個々人によって解決策が異なるという点である。それは、生きづらいといっても原因が人によって違い、さらにそれらがもたらす弊害の度合いも差異が存在するからである。そこでまずは自分の‘‘欠点のみ‘‘をリストアップする。そしてその欠点に対するアプローチを考える。主に2つの手段、対処と回避を選択する。
注意欠陥の症状を例に考えよう。
対処→投薬治療、認知行動療法、周囲へ配慮を希望するなどで注意欠陥そのものを抑える、もしくは環境にはたらきかけてそれが自らにもたらすダメージを軽減する。
回避→積極的な働きかけを行うことなく、退職や休職を通してストレスを与える環境から離脱する。
現代社会では、ハンディキャップを負った人との共生を重視するためしばしば対処が選択されがちである。しかし回避した場合はどうなるのか。再就職の困難性であったり、二次障害を併発していたりする場合には復帰がとてもハードルの高いものとなる。そこで次回の記事では回避を選択したあとの生き方についてフォーカスする。