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愛情飢餓の原因 心の休ませ方②
2回目は、愛情飢餓その原因を考えてみたいと思います。
自分を認めてほしい
幼児期の愛され方に問題のある人には自分を認めてほしいというという欲求が強いため、それがその後の生き方に影響します。
子供が何よりも望んでいるのは、「認めてほしい」ということである。
これは大人でも同じです。仕事で疲れているときに、頑張ってと言われることを望んではいません。忙しい中、私たちのために頑張っているあなたはすごいと認められたいのです。
認めてもらいたいからマイナスの発想をする。愛情飢餓感がマイナス発想の原点である。
生きることに疲れた人が求めているのは励ましの言葉ではありません。つらい気持ちを受け止めてあげることです。彼らの奥にあるのは、もっと自分を大切にしてほしいという思いです。
自分の幸せ
なぜ幸せと感じられないのでしょうか。不幸をと感じてしまうことの裏側には憎しみが存在しています。心の底では周りの人を責めています。だから周りの人に責任を取ってもらいたいと思っています。このように考えると不幸というのは偽装された憎しみの表現と言えます。
それは相手と対立しないで憎しみを晴らす方法になっています。愛情飢餓感が強い人は相手と対立できない傾向があります。
「不幸」は「愛してほしい」という心の叫び
愛情飢餓感をもっていると人生や周囲の世界に復習的になっていますが、本人は自分が復讐的になっていることを意識していません。
不幸の原因は愛情飢餓なのですから、これはお金持ちになっても幸福感を得ることはできません。
「私は幸せ」と言えない。そう言ったらもう愛を求められなくなる気がするからである。
辛い、苦しいという感情が愛を求める根拠になっています。心の底に憎しみを持っている人は、幸せになりよりもまず、憎しみを晴らしたいのです。幸せになりたいというよりも先に憎しみの感情を晴らしたいと思っています。辛い、苦しいということは愛情を求めていることと同じことなのです。
参考
「心の休ませ方」 加藤諦三
第2章 愛情飢餓感がマイナス発想の原点