先日、居住区である渋谷区の
教育委員会関係者の方と
面談させていただきました。
これが実現できたのも近くにお住まいの
いつも親身になってくださる
誠実で行動力のある議員さんのおかげです!
本当にありがとうございます!!
心から感謝しています✨
今回の懇談で何を
お聴きしたかったのかというと
この区で今まさに実践されている
プロジェクト型学習についてです。
こちらです ⇓
今年度から小学校の午後の時間割を全て
「シブヤ未来科」つまり
総合的な学習の時間として
国語や算数などの教科時数を
あえて減らして行っているそうです。
そのために文科省に事前に
特別な教育課程への申請を行い
許可を受けています。
区の事前の保護者説明会では
基礎学力が落ちるのではとの
けっこう反対意見もあったそうですが
現在は反対していた保護者の皆さまが
逆に「これで良かった」いや、
『これが良かった』と太鼓判を
押してくださっているとのことでした。
その理由には後ほど触れますね。
わたしも教員時代
今から約20年ほど前に
プロジェクト型学習の前駆的な取組として
①秘密基地作り
②学校林への遊具設置
③地域に流れる川の水質調査
これらを行ってきています。
これ以外にも実は
*栽培からスタート「育てて食す」そば打ち体験
*自ら創る「未来の自分」を見つける修学旅行
(ホテルへの交渉や職業体験も盛り込んで)
※これらも追々記事にしていく予定です。
こんなことも取り組みました。
自分のことはさておいて
渋谷区の取組のスゴさは
まず、予算の凄まじさです。
ちなみに当時わたしが実践した
総合的な学習の時間での取組の予算は
雀どころか「蚊の涙」くらいのものでした😭😭
この取組の構想の一部??!!に
老朽化した校舎の建替えが
組み込まれています。
区内全校を段階的に建て替えるそうですが
スケールが違っていました。
こちらをご覧ください。 ⇓
既存の学校イメージが一新される造り。
子どもたちの探求・探究学習をイメージして
校舎が設計されているそうです。
例を挙げると
ワークスペース・オープンスペースでの
自由なディスカッションや調べ学習
調べたい時にいつでも手に取れる本だなの配置
しかも蔵書数が半端ありません。
プールや体育館もあるのですが
これらのスペースは一般住民にも
柔軟に解放される予定とのことでした。
ひょっとしたらゆくゆくは
地域住民もシブヤ未来科に
参加・参画できる可能性が
考えられるかもしれませんね。
今回の面談にあたり恥ずかしながら
私見、愚見ではありますが
資料を準備させていただきました。
この資料は今回の面談を終えて
さらにブラッシュアップする予定です。
かなりの分量なので
お時間のない方は飛ばしてください💦
ここからが資料です ⇓
長い引用をお読みくださった方
ありがとうございました🙏🙏
渋谷区の取組
全国の現状でいったら
かなり先駆的で画期的だと感じます。
実際に資料の質問②
配慮を要するお子さんたちについて
特にADHD傾向のお子さんたちには
大変有効なようで
生き生きと積極的に学びに
取り組んでいるとの
嬉しいご回答をいただきました!
また、不登校傾向だったお子さんたちや
実際に不登校だったお子さんたちの多くが
「午後は学校に行く!未来科はやりたい!!」と
徐々に学校に足が向いている様子です。
そこからさらに友達との関わりが増えたり
教師と少しずつ信頼関係が作れたりして
学校生活への抵抗が
減っていくのではないかと感じました。
そうなっていく予感がします✨
また渋谷区の教育大綱が
小学生でも読める言葉で作られていて
これもものすごく画期的なのですが
そこに
「きそはきそわず」
とありました。
一人1台貸与されている
タブレットを最大限に活用して
一人ひとりの子どもたちの
国語や算数などそれぞれの教科の
基礎基本の進捗状況が
担任だけでなく全ての教職員に
把握できるシステムになっており
それらが蓄積されるように
なっているそうです。
そこから先生方がだれでも
子どものつまずきを確認でき
フォローもできるし
逆に進みたい子は
自分のペースで学習を先へ先へと
進めることができる。
これに、わたしは
大賛成です!!!!
競わせるから点数や順位が出るから
勉強が嫌いになるお子さんも
かなりの割合でいます。
反対に、もう既に分かっているよ〜
という内容を何度もやらされたり
待たされたりして
本来あったはずのやる気を
どんどん失っていく子どもたちも
たくさん見てきました。
大人になってからの勉強の方が
楽しく有意義に感じるのには
自分のペースで自分がやりたいように
学びを進めていけるから。
子どもたちの不適応や不登校に
こうした理由や背景も大きく
影響しているように感じます。
自分のペースで学べるって
大人も子どもも
もちろん、だれであっても
すごく安心できますよね。
競わなくていい
自分の学びを
大切にする子は
周囲の友逹の学びも
大事にできます。
「協働」「共育」「協学」※の
大切さを実感して
※「協学」は子どもたちが協力し合い学び合うという意味の造語
助け合うことをプラスに捉えて
大人になってほしい
周りにどう思われているのだろうと
猜疑心をもちながら
言葉にできない不安を抱えて
びくびくと過ごし
周りを信頼できない大人になるのは
これからの少子化の時代
不安過ぎるし、悲しすぎます。
親がそばに居なくても
兄弟が少なくてもまた居なくても
自分を、周りを信頼できる
自分はだれかに「頼れるんだ」
だれかから「頼られるんだ」を実感して
より良い未来を
自分で掴んでいってほしい。
この懇談で子どもたちの
実際に学ぶ画像や映像を拝見して
子どもたちの明るい未来をイメージしました。
これらが最初に反対していた
保護者の皆さま方にも
太鼓判を押していただけた理由です。
また質問③の表現活動が苦手な子たちの
支援にもややかかわる
先生方のファシリテーションの力を伸ばす
研修制度もタブレットを有効活用して
体系化されているとのこと。
痒いところまでちゃんと
手が届いているなと感じさせれらました。
しかも各学校で一番ネックとなる部分
外部との交渉や活動にふさわしいかの確認を
もとPTA会長などPTAのOBの方々が
自ら名乗り出てくださって
さらにその方々で
『一般社団法人』を作り
応援してくださって
いるそうです。
社団法人の応援は全国初だそうです!!
本当に心強い!!!
渋谷区に今ある多くの企業も
自分たちの未来を担う人材を
求めているのだと思います。
ひょっとしたら予算的な面でも
バックアップしていただける
のではないかとの予感も
感じさせられました。
ところで素晴らしい試みであるものの
引っかかる点も実はありました。
協働、グループ学習とはいえ
クラスや大人数での目標は立てないとのこと。
あくまでも個人の探求・探究だとのことです。
せっかく代々木公園などの
自然あふれる場所も区内にあるので
そこはもっと壮大な実践ができたら
さらに子どもたちの意欲や
モチベーションは上がるとは感じました。
そこについてはおこがましくも
一石を投じてみました。
しかし、渋谷区が全国で初めて
タブレットPCを
全児童生徒に貸与した時のように
そこを引き算しても
全国に先駆けてこのような
取組を行うには
素晴らし過ぎる渋谷区の構想に
わたしの夢や理想も膨らみ
現実化をさらに待ち望もうと
期待と活動への意欲が増しました!!
この取組の1年間の
成果発表は
3月12日(水) 午後
だれでも参加可能
とのことでした!!
今からスケジュールを空けて
心待ちにします!!
子どもたちがどのような表情を見せるのか
その先に何が期待できるのか。
この目👀で
確かめてきます!!!
孫ができたら渋谷区の公立校も
いいかもしれない✨
そんなことも雑談としてお話してみました💗
ただしここで一つ
忘れてはいけないことがあります。
資料にも盛り込ませていただいた
インクルーシブ教育です。
それについては以前にさかのぼり
2か月ほど前の教育委員会関係者の方々の
面談内容で触れさせていただきます。
そちらの記事は以前にもお伝えした通り
有料部分を含むことになります。
内容が前後することも含め
ご理解いただいた上、興味をおもちの方に
お読みいただけましたら幸いです。
ここまでお読みくださった皆さま
本当に本当に、本当に
ありがとうございました💗
もしお子様のことや
目の前の子どもたちの支援に
お悩みの方がいらっしゃいましたら
こちらからお声掛けください。⇓
いまのわたしの
精一杯でにはなりますが
一緒に考えたいと思います。
★パパ・ママ用★ ⇓
★支援者の方や先生方用★ ⇓
インスタの方が使いやすいという方は
インスタのDMからもお受けできますので
どうぞ遠慮なくお声かけください。
インスタはこちらから ⇓
未来を生きる子どもたちの笑顔をパワーに
今後もわたしなりの歩みを進めていきます🍀