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今日の1冊 Vol⑥「森林太郎から文豪・鴎外へ」石井 郁男 著
松永さんよりご紹介いただいた
こちらの本 ⇓
少し(だいぶ?)時間がかかりましたが
先日読み終えました。
松永さんのnoteはこちら ⇓
あとがき部分に松永さんの
お名前を見つけて感動しました!!
今回の「今日の1冊」
恐らく松永さんにご紹介されなければ
手に取らなかった本だと感じます。
普段わたしが読む本は
教育関係の本や心理学関係
また啓発本などが多いのですが
今回、これまでに自分があまり
触れてこなかったジャンルの本を
読むことができ、これまでにない
よい刺激をいただきました。
我々世代なら誰しも
「森鴎外」や「夏目漱石」といった
いわゆる『文豪』と呼ばれる作家の名前は
耳にしたことがあるとは思います。
この「森林太郎から文豪・鴎外へ」は
「森 林太郎(もり りんたろう)」
という人物がいかにして
『文豪 森鴎外』へと転身していったのか
転身した後の
森林太郎はどのように生きたのか
ということが大変細やかにまた
リアルに描かれています。
ネタバレにならない程度に
本書について少しだけ触れると
森林太郎、後の森鴎外は大変優秀な人物で
日本語以外にも数か国語を巧みに操り
選ばれし若き医師として
当時のドイツへ留学し
日本に帰り家庭をもちながら
作家としても大成功を収めるなど
まさに一人で二役を悠々と演ずるような
類まれなる才能を与えられた
日本の若き精鋭の一人だったことが
的確にまた、かなり詳細に描かれています。
1冊の本として大変優れたものであると
感じたのはもちろんのこと
今回わたしがこの本を手に取って驚いたのは
何より取材のきめ細やかさです。
今から約160年前に
さかのぼるできごとを
歴史的な背景を根拠として
まさに鴎外の時代の日々を
ほうふつとさせる1冊です。
文章の一筆一筆が重すぎず軽すぎず
絶妙なタッチで描かれていました。
しかも、これを書かれた
石井郁男先生は御年92歳です。
このお歳にしてこの頭脳の明晰さ
そしてこれだけのものを
お書きになる体力
良い意味でわたしには
とても信じられませんし
真似できないなと感じました。
しかし、先生のこうした文学に対する
愛や情熱をもち続ける「姿勢」から
多くのことを学ばせていただきました。
素晴らしい大、大、大先輩だなと。
いくつになっても情熱があれば
こうして何かを世に生み出したり
人様のお役に立つこともできるのだなと
敬服したしだいです。
わたしも興味をもてることがらへの
情熱や愛をもち続けたいなと
様々な困難があれど
夢や目標は常に追い続けていたいな。
本を拝読させていただいて
そのように感じました。
松永さん、この本をご紹介いただき
本当にありがとうございました!!
僭越ながら石井先生のますますのご活躍と
ご健康、ご多幸をお祈りいたしております🍀
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![水澤 靖子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141045422/profile_61b13d0f64ffeb11141bd9ac27e224af.jpg?width=600&crop=1:1,smart)