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わたしが考える 不登校⑥ 現時点での終着点【家庭編】

昨日の「のもきょう」さんのvoicyでの放送です。
注)こちらの放送後日プレミアム放送(有料)
になる可能性もあります。


2.家庭の意識変革

「のもきょう」さんも
放送でおっしゃられている通り
昨今、情報が多過ぎて
たくさんの保護者の方がかえって
子育てに自信がもてない状態

陥っているのではないかと
わたしも感じます。

それも踏まえつつ、忙しさの中で
どの家庭にも起こりうることを
例にして挙げてみました。

⇓ 家庭での悪循環の例

●時間に追われている
●お父さん、お母さんが疲れている
 イライラしている
●家事に追われ相手ができない
●「宿題、勉強しなさい」の指示がとぶ
 もしくは動画やゲーム頼み
●ごはんができてもすぐ食卓に付けない
●ゲームが止められずに互いにイライラ
●互いの話に関心を向けられない
●会話や対話が無くなる
●デジタルへの依存が起こり始める
●夜遅寝るのが遅くなる
●朝なかなか起きられない
●ルールが守れなくなる
(※あくまでも一例です)

これが常態化すると
無気力行き渋りが始まることもあります。
更に進むと昼夜逆転が生じたり
デジタル依存がさらに進んで
完全な不登校へ進む可能性が高まります。

共働きがほとんど
もしくはシングルでお子さんを育てる
今のお父さん、お母さん世代の
現実から考えると
無理もないこと
だと考えます。

しかし、

その中でも現時点でのわたしの考えを
あえて伝えさせていただきます。

少し前の 前広島県教育長 平川理恵さんの放送です。
は、外資系IT・投資銀行勤務を経て現在はラグジュアリーホテルに美術品をコーディネートするお仕事に就かれているそうです。日本・アメリカ他3か国でご自身の2人のお子さんを育ててこられました。超多忙な中で何を大事に子育てをなさったのかを語られています。

注)平川さんの声がホバリングしてやや聞き取りにくいです。ご了承ください。

この放送の中でアルディーン千浩さんは
どんなに忙しくても
子どもたちと接する時間は
子どもたちの話に
真剣に耳を傾けた
ことを
エピソードとして語っていらっしゃいます。

千浩さんの仰られたことをヒントに
ポイントを挙げてみます。

⇓ 好循環を回すためのポイント

〇お父さん、お母さんが笑顔でいる
(ここから無理という方も
 おられそうですね。わたしもそうでした。)
〇子どもに「大人も大変なんだ」と
 いうことを率直に伝える
 目線を合わせる腹を割って話すことが
 大事なポイントです
例)「今日こんな嫌なことがあった」や
  「失敗した」なども
〇子どもも学校であったことを話したくなる
〇受け止めてもらえて気持ちがスッキリする
〇子どもも何か手伝いたくなる
 もしくは宿題などやるべきことに
 取り掛かりたくなる

〇スキンシップが図れる
〇更に会話・対話が続く

居心地のよい家庭は
エネルギーを蓄える場となります。

ここで一つ大事なことは
デジタルの取り扱いです。
デジタル依存に警鐘を鳴らすこちら ⇓
ルール作りのポイントも示されています。

⇑ 具体的にどうルールを決めたらよいか
 対話形式で書かれています。
デジタルの扱いで大事なのは
依存を生まないためのルールと見守り
また親の覚悟です。

しかし、全く使わせないのは
子どもの大事なコミュニティを
奪うことにもなります。
わたしはあまりお勧めしません。

大事なのはルールの明確化
子どもと一緒にルールを決めること
どうして使い過ぎがいけないのかを
しっかりと考えさせ、我が家のルールを
一緒に決めて、決めたら覚悟をもって
守らせることが重要
です。

これからお子さんたちが
自立していくのに重要なのは
自己選択・自己決定
です。

ゲームやYouTube以外の
リアルに楽しめるもの
探す、試すことも大事です。

また、子どもに勉強させたいなら
親も一緒に学んでみる
親もテレビやスマホを手放し
自ら本(電子版OK)を
手に取る姿を見せることも一つです。

それでも万一不登校に
陥ってしまったら
開き直って親子で不登校を楽しむのも
一つではないかと思います。

不登校は終わりではない。
子どもが選び取った
何かの『始まり』
かもしれません。

そこから親子で何かを
つかみ取る
のも一つです。

そうして親自身が柔軟に逞しく生きる
壁にぶつかっても
忙しい中でも
希望をもち目標に向かって
より良く強く生きる

何より親自身が
自分の人生を楽しむ姿が
お子さんたちの
良いモデルになる

とわたしは考えます。

これらを読んで
「自分には無理だ」と感じた
お父さん、お母さん
ぜひ一緒に考えましょう。

ひょっとすると親自身の
自己理解や心の整理
また、環境の整備が
必要かもしれません。

お子さんが適切に
『押し返す』力を育むには
周りの大人から
「不穏状態を受け止めてもらう」
必要があります。

子どもの
「不穏状態」を受け止めるには
親にも心の余裕が必要です。

親子の信頼関係が
しっかりと結べて
初めて
子どもは安心感をもって
外界へ出ていけるのです。


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