Libry、2021年は"飛躍"の1年でした
2021年も、お疲れさまでした!
コロナの盛衰により色々と惑わされたり、東京オリンピックを見てスポーツってやっぱりすごいなって思ったり、2021年も様々な動きのあった1年でしたね!
Libryも教育業界も、今年も色々な変化のあった一年でした!
【まとめ】2021年総括
1~3月:オフィスレイアウト変更と組織体制刷新
■オフィスレイアウトを抜本的に見直し、Libryらしく働けるオフィスへ
コロナウイルスによってリモートワークが増えたため、Libryの働き方を再検討しました。コロナ収束後も、僕らが集う場所であるオフィスが完全になくなるわけではないし、かといって全員が毎日出社しなければならない状態に戻ることはないと考えました。
そのため、働き方の方針に「メンバーひとりひとり、自分が働く環境をえらべる」という文言を入れて、当社の行動規範である「Be Professional」で「One Team」に働けるように、これまでの固定席を撤廃し、フリーアドレスのオフィスに変更しました。
詳しくはコチラの記事を御覧ください!
参照:「コロナ禍リモートワークでも自分達らしさが出せるオフィスに」
■COOが入社&後藤がプロダクトに注力できる体制に!
後藤自身、日本の公教育やプロダクトについて考える時間がもっと必要だと感じながらも、2020年から事業も組織も急拡大したことで、考えなければならないことがたくさんある状態で、なかなか未来のことを考える時間が十分に取れていませんでした。
「経営パートナー」が必要だと感じる中で、昨年から色々な人に会ってはいたものの、「この人だ!」と思う方に会えない中、リクルートエージェント(現リクルート)で上席執行役員を務められてきた浅野さんと会うことに。経歴を見て、結構身構えていたのですが、話しはじめてすぐに、「浅野さんとは"合う"」と直感的に感じました。
初対面だし、経験値やバックグラウンドも全然違うのに、様々なやりとりに引っかかりがなく、ドンドン深い話ができてしまう感じがすごく不思議な感覚でした。それでも、約10年間学生起業家のみの経営陣で運営をしていたところに、いきなりベテランの経営者の方が入ることに「漠然とした怖さ」はあり、慎重に判断を進めていました。
まずは顧問としてサポートしてもらいました。浅野さんが顧問という役割でありながら、自分ごととして課題提起や改善を進め、すごい勢いで組織が強くなっていく様子を見て、「この人とであればLibryは絶対に強くなる」と確信し、本年3月からCOOとして正式に入社してもらいました。
それまで経営者として、(部長に色々と任せつつも)経営者として「プロダクト・営業・組織」など全てを管掌していたのですが、心強い経営パートナーに「売上・組織」の大部分を経営責任ごと任せられるようになりました。それに伴い、プロダクト戦略を考える少数精鋭の「プロダクト企画部」を発足し、後藤がLibryのビジョンやプロダクト戦略にこれまで以上にたくさん向き合える体制ができました。
4~6月:学校への納品対応とデジタル教科書対応
■中学への拡大&ユーザー数の急増
今年からは中学校への提供も開始し、去年と比べ今年の納品件数ははるかに多いことがわかっていたため、全国の先生が早く安心してご利用いただけるように納品体制を改善しました。納品は無事完了し、Libryを利用していただく学校数やユーザー数を見ながら、サービス提供者として改めて身の引き締まる思いになりました。これからもより良いサービスになるように尽力します!
■メンバーが27→59名へ急成長!
2021年の1年間でメンバーがなんと2倍以上になりました!
入社メンバーが増えたことでコーポレート担当者やデザイナーなど、メンバー1人体制だった「役割」が「チーム」になり、心強く、嬉しかったです。エンジニアの採用がどのスタートアップでも大変だと言われる中、しっかり計画通りに採用が進んだことは会社にとっての重要な成功体験でした。
特に4月~6月は入社者が多く対応が大変でした。コーポレート部が入社時のオンボーディングフローや各種情報を整備してくれていたので、円滑に新メンバーを迎えることができました。
人数が増えたことによって、やれることの選択肢が明らかに増えました。正直これまでは人数もギリギリで「やらなければならないこと」に終始せざるをえなかったのですが、「やるべきこと」を進められるようになったことが組織として、とても大きかったです。「やりたい」と思ったことが「やれる」ようになるというのは、こんなにも楽しいことなのかと。(とはいえ、いつまでたってももっと人ががいれば...と悔しい思いをすることも多いのですが)
■「デジタル教科書」に向き合う
2021年4月末には、文部科学省「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議」で座長を務められている堀田龍也教授(東北大学大学院情報科学研究科)とウェビナーを開催できました。デジタル教科書・教材を開発する企業として、堀田先生と対談できたことはとても光栄なことでした!
2022年4月からLibryでも学習者用デジタル教科書に対応することを発表していますが、今後ますます学校の中でのデジタルやテクノロジーの重要性が増していく期待感と、それを担っていく責任感の両方を強く感じたイベントとなりました。
デジタル教科書に込めた想いは、ここでは語り尽くせないので、下記の記事を見てください!
参照:リブリーがデジタル教科書にかける想い
■Pマーク取得
子どもたちの重要な情報を預かる立場として、念願だったPマーク。プロジェクトメンバーが頑張ってくれたおかげで、無事に取得出来ました。本当にプロジェクトメンバーに大感謝です!
7~9月:資金調達と組織としての成長
■資金調達
Libryは7月に資金調達の発表をしました。
Libryの未来を信じ、出資を決めていただけて、非常に嬉しいです!資金調達はいつも経営者として心がヒリヒリするんです。着金を確認し、ホッとすると同時に、この資金でしっかりと社会的・経済的に価値を出さなければならないというプレッシャーを感じています。
参照:デジタル教材プラットフォーム「Libry」資金調達を実施
参照:デジタル教材プラットフォーム「Libry」、LITALICOから資金調達
■急拡大したチーム。チーム力を高めるための施策を実行。
組織がどんなに拡大したとしても「自分の業務だけで完結するのではなく、会社やプロダクトについて語り合えるチームにしたい」と考えています。Libryでは毎月Wevoxというサービスをつかって、エンゲージメントスコアを計測したり、組織運営に関する意見を集めています。昨年9月からV字回復をして、今はとてもいい状況が続いています。
今回はリモートワーク環境下の中で、色々な取り組みを行ってきたのですが、面白い企画をいくつかご紹介します!
【施策】Sum Up Libry(振り返り会)
Wevoxのスコアの中で、特に「承認」が課題でした。
「承認」をテーマに「Sum Up Libry」をオンラインで実施しました。
デザインチームが作成したメチャクチャ素晴らしいグッズも自宅に配布されました。みんなで成果を報告し、「Sum Up うちわ」を振って称賛し合いながら、楽しい時間を過ごしました。
【施策】ごとうらじお
組織拡大&リモートワーク中心の業務となり、後藤が普段していることや考えていることをもっと知りたいとの声が上がったので、社内向けにラジオ配信をはじめました。「今週後藤は何をしていたのか」「今後藤は何を考えているのか」「社員からの質問などに答えるお便りコーナー」みたいなことを社内向けに発信しています。(継続するのが意外と大変ですが...!)
【施策】推し漫画大会
社内の漫画好きが集まって自分の好きな漫画をひたすら推すプレゼン大会を行いました。(優勝した漫画を買って寄贈しちゃいました)
後藤は「アイシールド21」を熱弁したのですが、あえなく落選しました><
これ以外にも、社内では趣味の繋がりなどによる社外活動も積極的に行われており、会社としてもそういう取り組みを福利厚生で支援しています。有志で宝塚を観劇したり、Among Usをしたり、キャンプに行ったりしています。業務外でも仲が良い姿を見ると、純粋に嬉しいですね^^
■メディア露出の急増
昨年は全国一斉休校やコロナウイルス関連の取材が多かったのですが、今年はサービスに関する取材が増えました。テレビ新広島さんには、結構長い尺で特集を組んでいただきました!
参考:実験も宿題もタブレットで! 進む教育のデジタル化 生徒の苦手な問題を教えてくれるアプリは教員の業務改善にも【広島発】
10~12月:経営体制が更に強固に
■CFOが入社、後藤が解き放たれる
たくさんの人とお会いさせていただいたのですが、CFOの採用は本当に難航していました。本年10月にCFOとして入社される櫟木さんとの出会い(1月)は鮮烈でした。
櫟木さんは、これまで複数のベンチャー企業やZコーポレーションなどの大企業で役員やCFOなどの重責を担いながら、様々な死線をくぐり抜けてきた方です。COO浅野さんの時同様に、かなり緊張していたのですが、少し話し始めて「この人が絶対にLibryに必要だ」と直感し、浅野さんともひたすら口説く方法を考えていました。(Libryを選んでくれて本当に良かった!)
COO浅野さんに背中を思いっきり預けられるようになりながら、投資家の目線を併せ持つ櫟木さんが視座をグングンあげてくれるので、経営チームが日々強くなっています。
COO浅野さん、CFO櫟木さんが入社してくれたことで、経営チームが本当に強くなりました。これまで僕は「得意じゃないこと」もたくさんやっていたのですが、ふたりが「こういうのは俺たちに任せて、後藤さんはワクワクするプロダクトとビジョンを描いてくれ」と言われ、両手足についていた重りが取れて、晴天の草原を「思いっきり走っていいんだよ」と解き放たれた感覚があります。
これは経営メンバーだけじゃなくて、各部の部長陣がしっかりと会社を支えてくれて、優秀で信頼できるメンバーが揃ったからこそ外れた重りです。
今、約10年の起業家人生の中で一番「経営」を楽しめています。
「一人ひとりの可能性を最大限発揮できる社会を創る」というLibryのVisionに共感した、こんなにも多くの素晴らしい人達に支えていただいて、なんと幸せなことだろうかッ!
■オフライン全体締め会
コロナの影響で、出社はできるようになりましたが、「全員で会う」機会は1年以上作れないまま、組織が急速に拡大していきました。
コロナも少し落ち着いた状態になったため、感染対策は十分に行った上で久々に「全社会」を実施できました。
中期経営計画の共有やチームビルディングゲームをやったりしたのですが、何よりも一番のコンテンツは「みんなが1箇所に集まる」でした。前にあった時は20名程度だった組織から50名を超える組織となり、挨拶をする時に普通に緊張しました(笑)
それと同時に、自分が「世界を平和にする!」という夢を掲げて、それを信じてくれる仲間がこんなにたくさんいるんだと改めて実感して、なんとも言えない幸せな気持ちになりました。
今年の総括と来年の抱負
Libryの2021年は「飛躍」でした。
事業面では、「中学本格進出」や「デジタル教科書対応・社会科対応」に向けたプロダクト開発や出版社との提携が進み、プロダクトとしてのLibryの幅が広がりつつあります。
組織面では、「組織拡大と、それに伴う各プロセスの仕組化」「経営チームの"超"強化」などで、組織体制が飛躍的に成長し、後藤がビジョンやプロダクト戦略に集中できる体制が整いました。
Libryの2022年の抱負は「価値の具現」です。
Libryには、これまで多くの時間と生徒から蓄積された「教育データ」があります。これまでのLibryは「教育データの蓄積」を目指し、学校への浸透やプロダクトの開発を進めてきました。Libryを創業して10年を迎える来年、いよいよ、その教育データを社会的価値に変えていくタイミングになりました。(学校に馴染むプロダクトを提供する上での課題は多々残っているので、それは当然進めます)
具体的に何をするかは、まだここではお伝えできませんが、楽しみにしておいてください!
また、今年で後藤がプロダクトに集中できる組織が整ったため、Libryのビジョンやプロダクト戦略を再度磨き上げ、ワクワクする未来を見せていくので、楽しみにしていてください!!
それでは、みなさま2021年もお疲れさまでした!
2022年も、教育を良くしていけるように全力を注ぎますので、ぜひともよろしくお願いいたします!