![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159607594/rectangle_large_type_2_f3a20ba5f9f9958b5dbdd1dc24c967aa.png?width=1200)
音楽家が48歳で始めるべきこと
はじめまして
はじめまして私は昔音楽で生計を立てていた津本幸司と申します。営利演奏活動は引退していますが、まぁ腐っても音楽家であることには変わりません。今年50歳ですが、48歳の時に「音楽家の○○」シリーズを書き始めました。
これには深い訳があるのです。どうぞ皆さんも48歳から何をやるか考えるきっかけにして頂ければと思います。
シリーズの虜
まず20代の頃から「シリーズ」に取り憑かれています。ご存知の方はいないと思いますが、ギターを演奏していたので、『ギタリスト養成講座』シリーズをかなりの冊数出しました。あと自分のアルバムも《絹道》シリーズを4,5枚出しました。
理由
鳥山明氏の「ドラゴンボール」はもちろん、司馬遼太郎の「竜馬が行く」など図書館でずらりと並んでいる姿が、まるで本人の魂がそこにドンと鎮座しているように見えて憧れたのです。
そのトップがなんといっても「ドラゴンボール」の元ネタである曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』です。
曲亭馬琴が48歳から76歳までの28年かけて106冊を書いたのです。
この老年のライフワークというのはさぞロマンチックなモノだったと思います。これが理由です。
前提
その前提としてボーヴォワール『老い』があります。次の「音楽家の哲学セミナー」は2034年ですのでもうやらないかもしれませんが、今年受講した方はお分かりの通りです。
「60超えたら●ね、やることないし邪魔・・・ただし画家と音楽家は別」という内容です。理想の老い方が、ラッセル、トルストイ、ルノワールとされています。
ちなみにボーヴォワールの攻撃は作家に向いてるのです。「60歳以上の作家は独創性がなくなるから無意味」という発言です。これを曲亭馬琴は60歳前というか、48歳から始めて76歳まで引っ張ったのです。夢があるとは思いませんか?
老害扱いされず未来の人にも未だにロマンを与え続けています。
これが理由で48歳で何かを始めるべきと試行錯誤した結果、以下のシリーズを作り始めました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。皆さんは何を始めますか?
最後までお読み頂きありがとうございます。フォロー頂けることが記事更新の原動力です。何卒ご協力宜しくお願い致します。
実は・・・・私の好み
私が好きなのは『八犬伝』です。これは山田風太郎の作品で、オリジナルの八犬伝と曲亭馬琴が書いている姿とが交錯するスゴい世界です。(ちなみにこの山田風太郎も「忍法帖」シリーズでも有名です)
なんと
なんとこれが映画化されるというから驚きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1730070918-ZHrm68pRdVFDWQai2kKelGJN.jpg?width=1200)
いつも平日の12時台から映画館に行く事が多いのですが、別の映画を観たときに予告編が流れて知りました。
カラーが!
今年見た映画でカラー・グレーディングに感動したのは『フリーガイ』と『八犬伝』(予告しか見てませんが)です。ティール・アンド・オレンジでシネマティック・・・という普通じゃないんです。こんなLUTあれば欲しい・・・けどそういう問題じゃなさそうです。このカラリストとDIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)のセンスだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1730070943-30D4xQeLdriguSXVFJWvCTU7.jpg?width=1200)
この記事を書いているのは2024年10月28日の8:09です。今日の13時上演の映画を見に行きます。
楽しみで死にそうです。
あした感想を書きますね。
おしまい♫
![](https://assets.st-note.com/img/1730419503-VzseblCY9qmRx6gZjpkK2iwB.jpg?width=1200)
いいなと思ったら応援しよう!
![津本幸司](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71745451/profile_98e2be1f4c833ffcd1a4a32fad6d8c6d.jpg?width=600&crop=1:1,smart)