【1日目】披露目を盛り上げるにはどうすればいいか?
色々考えました。
楽屋風景を毎日YouTubeで配信するとか、企業とタイアップしてグッズを作るとか、出演させていただく寄席に協力していただいて……とか。
色々考えました。が、説明するまでもなくどれも難しくて、真二ツ目の高座での決まり文句「私事ではございますが~昇進させていただきました」からもわかるように二ツ目昇進はあくまで個人的な事柄。
自分の判断のみでアレコレできるほど権力はないという。
できることといえば個人のSNSくらいのもんでしょうか?
何も知らずにこのnoteにたどり着いた方、はじめまして。落語家です。
知っててやってきた方、こんにちは。
十一月上席より二ツ目に昇進させていただきました、桃月庵あられ改メ桃月庵黒酒(くろき)と申します。
自分一人でできること
それでも40日間、披露目ということで寄席に出演させていただくのだからできる限り盛り上げて、私のことを覚えてもらいたい。
ということで自分一人の責任でできる思いついたことを全部やってみることにしました。
・毎日エッセイを書いてみる
格闘技を観ていて、どちらの選手を応援するのかと言ったら、よく知らない選手よりも知っている選手の方だと思うんですよ。
知っている選手同士の試合だったら、より知っている方。
噺家もそう。
なので、この披露目を通して私の『人となり』をより知ってもらう為に──知ることで嫌いになるパターンもありますけど──40日間毎日エッセイを書くことにしました。
「エッセイてお前調子乗んな」とは私も思ってます。
『エッセイ』て言葉がなんか鼻に付くんだろうな。
・毎日ネタを変える
二ツ目の披露目というのは大体、得意ネタ5〜10席くらいをローテーションするものだけれど、毎日ネタを変えてみることにしました。
出来の悪いもの、ネタおろしのもの、変なもの、色々。
自分の中でもこの40日を思い出深いものにしたいし「頑張ってんな俺」て思いたいし。
とはいえ、前方によってできるネタは限られてくるので毎日変えられないかもしれません。
何日続けてネタを変えられるか? というクイズにしてもいいかもですね。
もしかしたら二日目で挫折するかもしれません。
・名刺とか千社札
「会ってお祝いの言葉を伝えたいけどご祝儀渡さなくちゃいけないんでしょ? それは嫌だわー」みたいな方もいると思います。たぶん。
何にも気にしないで会いに来てください。
「note見ました」と言ってもらえれば千社札とかなんか差し上げます。
(※コチラのキャンペーンは終了いたしました)
今思いついているのはこのくらい。
ネット上で、高座の上で、直接会ってできることを考えてみました。
他にこういうことしてみたら? というのがあれば何でもいいので言ってください。
桃月庵黒酒の元帳
後で見返すと恥ずかしいだろうな、という本音を書くnoteなので元帳としました。
「あんなこと書いてたな」と言われたら「元帳見られちゃった」と返すまでがセット。
40日間走り抜けます。
よろしくどうぞ。
1/40 鈴本演芸場 初日
【短命】
縁起は担がずに投げ捨てるタイプ