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「何者病」と7年間闘った、ぼくなりの生き方

「自分を一言で表すなら、どんな人ですか?」

これまで協調性を重んじられた学生生活からいっぺん、突然就活で突きつけられた"あなたは何者なんですか"というアイデンティティの言語化。

仕事で大きな成果を出している人は、だいたい何かひとつのスキルがズバ抜けている。SNSを開けば、そこには何かに特化したインフルエンサーがわんさかいる。

自分は、勉強、運動、趣味、特技、何をとっても昔から中途半端。

社会人になってからも仕事で100点は出せても、120点とかは出せない。表彰やMVPなどには、いつも一歩届かない。

何かひとつのことが尖っていて、それが評価されている人がずっと羨ましかった。自分には突出した何かがないことが、ずっと、ずーっとコンプレックスだった。

そんな自分が6年前に出会ったのが、サウナという趣味。

何気なくツイートした、とあるサウナ施設の紹介がプチバズした。それから趣味レベルにぼちぼちSNSで発信を続けた。

「たいがくんってめっちゃサウナーだよね!」

自分とは?を表せられないまま過ごしていた中、発信を通じて周りからラベリングされることで、何者病から脱出できた気になっていた。

たしかにサウナは深く没頭できたもののひとつ。

けど、本当の自分はやっぱり何事も中途半端で、とにかく興味の範囲が広く浅い『ミーハー』なんだと節々で感じるところがあった。

そんな自分、2023年サウナ以外にもいろいろモノと出会えた年になった🏋️

結婚式の引き出物でもらったガジュマルをきっかけに急に植物にハマりだしたり、体重が自己ギネスを更新し続けてしまってたので、パーソナルトレーニング/筋トレ/ダイエット始めたり、シェアハウスを飛び出して一人暮らし始めたら、インテリアとかコーヒー、オムレツ作りにハマったり🐣

また、身の回りで何か熱中の渦が巻き起こっていたら、「いっぺんそのスキに浸ってみる」というのは今年もやった。

ビリヤニを食べ巡ったり、ボーリングの良さを科学してみたり、スプラトゥーン3やったり、SUPしたり、マダミスしたり。

何かに没頭している人のその話を聞くのはめちゃくちゃワクワクするし、実際やってみて周りとスキをシェアハピできるのは面白いし、どんなことでもある程度はこなせる自分にも合っていた。

2023年の大きな転機は、会社員を辞めて独立をしたこと。

独立というと、何かひとつのことに突き抜けていたり、「〇〇屋さん」のように専門がわかりやすい人たちがほとんどだと思う。

一方、仕事のジャンルもいろいろやってる自分は、「ふだんは何やってる人なの?」と聞かれた時の名乗り方に、いまだに困ってる。

結局、何者病からは抜け出せてない気がした。

けれど、ぼくは開き直ろうと思う。

このミーハーである好奇心の旺盛さとか、興味範囲の広さを武器にしていきたい。

興味は広く浅くでもいいじゃない。
好きなことはひとつじゃなくてもいいじゃない。
周りからどうラベリングされるかで生きなくたっていいじゃない。

大なり小なり、何かに愛を持てることを大事にしたい。

ひとつのことに突き抜けられないかもしれないけど、「サウナ×インテリア」とか、好きなことをかけ算していけば自分にしかできないチャンスが生まれるかもしれない。

スキルが特化できずに、カバーできないことがあるなら、周りの人と協力すればいい。

2024年は、いろいろと手広くやっていきたい。
みんなの「スキ」と、コラボレーションさせてください🫰

今年もお世話になりました!
2024年もよろしくお願いします🏃‍♂️💨

#2024年の抱負

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