見出し画像

そろそろ会社で幸福の話をしよう#010 「 ジャンプボード」

新たな視点・学びを期待して

僕はこれまで、幸福という概念の理解・印象、この2つを大きなテーマとして、社内での情報展開・対話を進めてきた。

受け入れる・受け入れないは別として、社内メンバーの「幸せについて意識する・考える・対話する」時間は、間違いなく増えてきた。

土台ができ、良い流れが来つつある。

「幸せへの支援を起点に、会社・社員の持続的成長を支えたい」と覚悟を決めたあの日から、3ヶ月以上が経過した。

ということもあり、そろそろジャンプボードを作ろうと思う。

「あなたにとっての幸せとは?」この質問を通じた対話から、新たな視点・学びを得たいと考えた。それをもとにジャンプボードを作りたい。

さあ、いってみよう。

26歳女性(専門職)Dさん

 私は、自分でやりたいと思ったことを、できることが幸せです。仕事も、趣味も、人間関係もそうです。自分でやりたいことを我慢したくないので、まずはお金が欲しい。そのために、女性でもしっかりと稼げる仕事につきたいと心に決めていました。

 周りには、「お金持ちと結婚して幸せになりたい」が口癖の友人もいましたが、私は自分の好きなことを、誰にも気兼ねなく、自分のお金で好きなだけやりたいので、絶対に自分で稼ぐつもりでしたし、今もその気持ちは変わりません。仕事も、なるべく自分のペースで、自分で進めていける仕事がしたかったので、なりたかった職種に就けて、幸せだと感じています。

 就活をしていた時に、キャリアカウンセラーの方に、「少し欲張りかな?」と言われたことがあって…「もう少し優先順位をつけて、希望を減らしましょう」とアドバイスされたんですけれど、人から見たら欲張りなんですかね。自己中なのかもしれないです。

 でも、仕事も、趣味も、人間関係も、自分のやりたいことは諦めずにやりたいし、それができることが私にとっては幸せです。

Dさんとのやり取りから

Dさんは、仕事・趣味・人間関係を大切にしているようだ。そして、その大切なものを、自分軸で、周りに気兼ねなく、充実させたいと考えている。その実現のために、お金も大切にしている。

なるほど、いいな、なんか尊重・応援したくなる。

でも、余計なお世話かもしれない。

なぜなら、以下の表現を踏まえると、Dさんは幸せを積極的に追い求める人というイメージ。

「自分でやりたいことを我慢したくないので、まずはお金が欲しい。そのために、女性でもしっかりと稼げる仕事につきたいと心に決めていました。」

さらにDさんは、幸せを自分の手で掴み取ることを大切にするイメージ。以下の表現より。

「周りには、『お金持ちと結婚して幸せになりたい』が口癖の友人もいましたが、私は自分の好きなことを、誰にも気兼ねなく、自分のお金で好きなだけやりたいので、絶対に自分で稼ぐつもりでしたし、今もその気持ちは変わりません。」

実際に、「『応援したい』と言われても、余計なお世話って感じる?」と聞いてみた。

「はい(笑)あまり人に助けてもらうのは好きではないので、私のやりたいことを、やりたいタイミングでチャレンジするのを、ただ見守ってもらえるのが良いです(笑)」とDさんは言う。

これは面白い。

「何を大切にしているか、何に幸せを感じるか」だけでなく、「どんなふうに幸せを求めるか」も人それぞれ。

それら全体を分かっておくと、幸せに関する自己理解・他者理解の精度が上がりそう。

自己理解の先には、モチベーション・活力向上があるかもしれない。

他者理解の先には、幸せトピックの雑談・対話から始まる、新たな信頼関係があるかもしれない。

今後について

上記(信頼関係・モチベーション・活力向上のくだり)、ちょっと都合良く捉え過ぎかな(笑)

でも可能性は感じる。

よって、深掘りたいと思う。Dさん以外にも様々なメンバーと対話しながら、「あなたにとっての幸せとは?」を掘り下げたいと思う。

ジャンプボードになり得るかはまだ分からない。ただ、可能性はひたすらに感じている。

Dさんへ

「人から見たら欲張りなんですかね。自己中なのかもしれないです。」

↑欲張りでも自己中でもないと思う。Dさんは責任背負って進んでいるから。

何を大切にするか、何に幸せを感じるか、どんなふうに幸せを求めるかは人それぞれ。Dさんには、Dさんの幸せマネジメントがある。

周りを気にするのは大切なこと。でも、自分の幸せも大切にしてほしい。「Dさんの幸せマネジメント」も大切にしてほしい。また色々お話させてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?