制作中のゲームを定期的に配布用ファイルにする
「制作中のゲームがあと一段落で片付く…!よし!完成!」と興奮で息巻きながらUE5の「パッケージ化」ボタン(=誰でも遊べるように配布ファイルを作成すること)を押す。すると必ず何かしらのエラーが出てくる。
この手のゲームエンジンのエラーメッセージはかなり不親切で、具体的にどこが悪かったか教えてくれることは少ない。これが完成間近で有頂天になっているとき、エラーを検索しても解決策が出てこなかったときの虚脱感は半端ではない(大抵はパッケージ化まわりの設定を見直せば直るのだが)。
そこで最近はじめた習慣が「定期的にパッケージ化する」ということだ。どんなに進捗が小さくとも週一で必ず配布用ファイルを作る。それだけだ。
こまめにパッケージ化することで何処がエラーを引き起こしているのか分かりやすくできる上、初心者にとって大事な「完成」経験も積み重ねることができる。
かつて私にとってこの「パッケージ化」は友人にお披露目する時に行う大イベントだった。人様に見せられるようメニュー画面やオプションを大急ぎで作り、普通のゲームとして遊べるよう体裁を整えてからようやくパッケージ化…といった具合だ。
しかし今回は自分のためにパッケージ化を行うわけだ。メニュー画面づくりといったカロリーの高い行為を全て先送りにしつつ、その場で良いと思った時点でエディタの外へゲームを解き放つ。exeファイルを開いて見える世界はエディタのそれとほとんど変わりないが、それでも独立したアプリとしてゲームが動く様は感慨深いものがある。
というわけで今後は定期的なパッケージ化を習慣にしていきたいと思います。
あと手前味噌ですが、実はBoothに自作ゲームを1本公開しています。シングルプレイのチームデスマッチTPSとなっています。興味がありましたらぜひ手にとっていただけると幸いです。
また現在、SteamVR向けにFPSを制作しています。往年のアーケードらしくバリバリ撃つ爽快感と手応えある難易度の両立をイメージして制作しています。こちらの方の応援もよろしくお願いします。