旅行できない夏におすすめ。ロシアデカすぎ問題。
わたしは出不精だ。外に出たくないのではない。外が出させてくれないのだ。
わたしは長いこと、ロシアに旅行に行きたかった。あの、例の、うん、いま大声で口に出してしまうと、変なやつに絡まれそうな、ロシアだ。
とにかく、いまさら旅行なんてびびってしまうし、いきなり日本人にウキウキして来られてもロシア人もビビるだろうし、なかなか行けないなぁと、出不精ながらに思っていたのである。
そこでなにげなくgoogleマップを見てみると、まあ、ロシアというのはデカい。プーチンがいるのはモスクワだが、これは小さい。ロシアが東京都だとしたら、モスクワはハッピーロード大山くらいの大きさくらいしかないんじゃなかろうか。(個人の感想です)
これで全土を掌握できるんだろうか。たぶんできてない。もしかすると、東側の人にとっては、モスクワがロシアだと思われては困る、そんな感覚もあるのかもしれない。しらんけど。
もっとも面白いのは東側にあるチュクチ自治管区だ。
ロシア文学など読んでは調子こいていたが、この奇妙で広大な土地のことはほとんど知らなかった。
場所は、本当に東の端っこだ。面積は721,481km²。対する人口は5万人程度。目を疑う。日本の自治体でいえば、ギリギリ市になれるレベルだろうか。その人口で、日本の国土の倍近い土地に住んでいるらしい。
画像を見ると、これまたとんでもない。熊、熊、雪、雪、とんでもない色の空、荒野、荒野、荒野、荒野…廃墟。これは、人が生きていける場所なのか? ここのどこか、ランダムな場所にリスポーンしたとして、五分以内に死ぬ自信がある。
美しいなぁ。
ひんやりして、雄大で、恐ろしさにすこし背筋も寒くなる、そんな気分になりたければ、ぜひgoogleマップ上でのロシア旅行をお試しください。なにやら島があるので、そこがいちばんおすすめです。