お金の匂いがするとニコニコして寄ってくる悪い人がいるという噂にいかに立ち向かうか
最近、いろんな話が増えてきた。
ビジネス的な話、研究的な話、対話的な話…
私はビジネス的な話が苦手だと自覚がある。
面白いか、楽しいか、意義があるか、
共感できるか、気持ちが大きく揺れるか、
そんな基準ばかり大切にして38歳になり、
肩書きだけ言えば社長になってしまった。
前から、判断することは苦手じゃない。
むしろ自分で決めたいと思っていた。
自分で決めたから、と思うと、どんな結果も
自分の責任であり成果だと納得できたから。
“誰にも迷惑はかけてないから私がいいならいい”
とシンプルに決められていた。
そうして一般的に素晴らしい環境かというより、
私自身が納得のいく環境を作れたんだと思う。
いま、たくさんの仲間ができた。
何を選ぶかは、何を捨てるか。
簡単には捨てられないものがすでにある。
ビジネス的な話が増え、
求めていた条件に驚いたりなんだか誇らしい一方、自分よりサイズや歴史や資金や能力やセンスやバイタリティがあり、場数が違う相手である時はどんな良い話も胡散臭く聞こえてしまい、何か裏があるのではと注意深くなっていた。
大切にしてる部分を褒められ上がる一方、営業トークに感じることさえあり、騙されてはいけないと余計に体が強張った。
なんのことかといえば
これが「お金の匂いがしてきたら、ニコニコして寄ってくる悪い人がいる」という状況なのか?匂いなんかしてないと思うけど、まさかしているのか?どんな匂いか自覚があれば良いのだろうが…何を評価されているのかわからない。過大に評価されているように感じるのは、要は自信がないのか。これから何を求められるか不安がうまれる。
そうして過去に終わらせた話の中に「ニコニコした悪い人」ではない「良い人」を手放してしまっていたと後から気づく経験もあり、今回は間違えたくないとさらに緊張感が…というサイクルだ。
人に相談してみた。
なるほど!!と納得したしたことは以下。
●今までの仕事でのエピソード、人生の分岐点をききながら、価値観/判断軸/行動 が一致しているか確認する、同時に自分のそれと合うかも。
ビジネス的なメリットがどうとかの前に、先程だらだら書いたことより先に、スタッフになってもらいたいと決めるときのやり方と、ビジネスの場合も同じで良いということ。
例えば
・経歴と今何の仕事をしているのか?何故か?
・何を大切に仕事をしてるのか?何故か?
・何を失敗してきたのか?何故か?それに対してどう対応したのか?
・何が強みで何が弱みだと自覚しているのか?何故か?
など
要は採用面接のように、”ただただ相手の価値観/判断軸/行動をエピソードベースで知り、一貫性を確認し、それが自らと合うか”を見極める。
なんてことだ…
なんてこともない話じゃないか。
ただ、合うかを見極めるためには、
私自身のそれも再確認する必要がある。
●自分、自社の価値観/判断軸/行動 を自覚する。さらには周囲が認知している状況をつくる。
つまりブランドなのかな。
一貫性が大事。
誰がみてもわかる・感じられるが大事。
そうしたら「お金の匂いがするとニコニコして寄ってくる悪い人がいる」ということが、そもそもなくなるのだろうか。
●いい関係を作っていきたいと互いに思えるかを確認し合う。
どうしても組みたいならば、交渉は必要に迫られてやるのだし、互いに活かし合いたいわけだから対等な条件がうまれるだろう。
究極的には、最悪、もし裏切られたら自分が悪いと思えるか。そうしないと信じた人に、そうさせてしまうには自分に非があると思えるか。そんなことないように一緒に関係をつくりたいと努力する、そう思える相手かということ。
まあ、今日の答えで。
だから、ビジネスだからといって何も違わないのだと理解したが、経験とともに変わるかもしれない。
そう言えば、確かに、プライベートで旦那さん・友人など、選べる関係にはそう感じそうしてきた。