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本が好きになる魔法の方法

本が嫌い!活字が苦手!
そういう方は少なくないと思います。
自分自身が好きでも、お父さんが、子供が、友達が…という人はかなり多いはずです。
活字好きや愛読家からすると大抵の場合、文字が苦手、本を読むのが億劫であるという感情は理解し難いものではあります。
逆に活字慣れをしろ!と新聞や伝記を無理やり読まされるともっと嫌いになってしまう…なんてこともよく聞く話ではあります。

今回はそんな活字が苦手だという人にむけた記事です!「活字苦手だな」という方も、身近に活字が苦手な人がいる方もぜひ最後まで読んでください!

【活字が嫌いになる理由】

活字好きからは理解できないかも知れませんが、活字が嫌いになる理由は結構あるんです。
まず文字という媒体に着目した時、音や映像と違ってただ眺めているだけでは内容を理解できません。
一文字一文字読み進めてはじめて内容が理解できる活字と違い、音楽や映像は見ているだけ聴いているだけである程度の内容が把握できます。
ここから分かる通り活字とは言うなれば非常に面倒臭い情報媒体なのです。
他にも本はテレビを付ければやっているドラマやアニメと違い、探して買わないと手に入りません。実に面倒臭い…
つまり本好きは物好きとも言えてしまうわけですね…笑

ではどうすれば面倒臭くなくなるのか?
これは他のことにも言えますが、面倒臭いことを面倒臭くならなくなるために必要なのは「慣れ」です。
一人暮らしを始めたばかりの時は面倒臭かったゴミ捨ても、大人になれば日常の一つに溶け込むように、習慣化することで面倒臭さをかき消すことができます。

それでは活字を習慣化し読書を楽しめるようになるためのいくつかの方法をご紹介します!

1).短い文をたくさん読む

かつて私もものすごい活字嫌いでした。
どのくらい苦手だったかというと、国語はもちろん、他の教科の問題文ですら読むのが億劫になる程には苦手でした…笑
其れを解消するにあたって国語の先生に教えを受け始めたわけですが、そこで出会ったのが論理エンジンという教材です

論理エンジンとは中学生(多学年対応盤もある)向きに作られたテキストで、論理的思考、記述能力をつけるためのテキストです。中身はなんて事のない国語の小作文の手引きなんですが、これが私の活字嫌いを解消した最も大きな要因の一つであることは間違いないです。

では何が良かったのか?其れはズバリ
問題文の短さにあります!

この論理エンジンという教材は短文に対して設問付けられており、其れを何度も繰り返す事でそれぞれのセクションで身につけるべき力をつけるようなスタイルなのですが、これがいい!!
というのも、活字嫌いからしたら国語の文章題や教科書の論説、小説の類は微妙に長いんです。

え!?あれで長いの!?と思うかも知れませんが、見開き8ページとなると活字嫌いには絶妙に億劫になる分量なんです…

その点論理エンジンの問題文は夏目漱石の短編よりも短く、感覚でいくと小説の少し長めの後書き程度の分量です。これならいくら活字嫌いでも読むのが面倒臭いとはなりません。

別に論理エンジンにこだわる必要もありませんが、とにかく短くてもいいからなんか読むという習慣を身につけることから始めましょう。今の時代ならYahooNEWSや小さなコラム程度でもいいので数分で読み切れる文章量の活字を提供し続けることが大切です。
とにかくまずは『活字=長い=めんどくさい』という先入観を解きほぐすところから始めましょう。

2).面白い部分を読む

本が苦痛である理由はその長さにあります。
本だって作品ですから山があれば谷があります。ずーっと面白い作品は其れこそ自分の肌に合った良作ですが、どんな本にもマンネリする瞬間があります。

そこで大切なのが面白い部分だけ読むということです

飛ばし読みなんて…と思うかもしれませんが、私は飛ばし読みも読み方の一つだと考えています。
例を挙げるとすると

例えば推理小説を読んでいて、推理の続きが気になるのに主人公が喫茶店に入ってしまった!あぁもうハニートーストの話はいいよ!コーヒーなんてどうでもいいだろ!早く推理しろよ!

と思ったなら主人公の食レポなんて飛ばし読みして自分の読みたいところまでスキップすればいいんです。
もちろん筆者としては食レポだって自分が丹精込めて描いたシーンですし読んで欲しいですが、読み手のあなたには知ったことではありません。
もし仮に飛ばし読みした結果「あれこれどうしてこうなってんの?」と疑問に思えば戻って読み直せばいいだけの話ですからどんどん飛ばし読みして、まずは自分が読みたいと思えた部分を読みましょう。
読書を楽しむことが「活字に慣れる」ための重要なファクターとなることを忘れ無いでください。

2).本を買う

さて活字に慣れた頃にやるべきことはただ一つです。

本を買いましょう!

はい、単純ですがこれが存外効きます。どんなことでもそうですが、お金をかけると後に引く心理的ハードルは否応がなく高くなります。
それに最悪全部読まなくてもいいです。
買っといて読まないんかい!と思うかもしれませんが、大切なのは活字にお金をかけ、その価値を噛み締めるという行為そのものです。お金をかけて本を買い、自分の好きなものを好きなように読む。こうすることでとにかく「読んで良かった」と思える作品と多く出会うための機会を作ることができます。
言ってしまえば「読書の成功体験を作りましょう」ということです。

親御さんも出来る限り本にはお金を惜しまない教育方針をとることをお勧めします。最初に述べた通り、ボタン一つで見れるドラマやアニメと違い、本は能動的に買おうとしない限り手に入りません。
本の購入を断られたという経験はその後の読書意欲へ大きく響きます。漫画や雑誌はともかくとしても、小説や評論、伝記やエッセイにかけるお金はできるだけ惜しまないことが大切です。

まとめ

活字慣れは一朝一夕で身につくものではないですが、数十年かかるものでもありません。最近ではTwitterやFacebookなど文字で自己表現をする場は存外たくさんあります。そのため「文字に触れる」というだけなら昔よりも増えていてもおかしくないです。

・こまめな活字との接触
・苦手意識の排除
・バイブルとの出会い

この三つがあなたと読書の関係を大きく変えるポイントです。是非実践してみてください。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!楽しい読書と出会えることを願ってます!

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