偏愛クリニック②【大前提として先生は正しい?】
先日の投稿で
GOOGLE一強でないとか、大阪の地名の読み方クイズ、家庭で信頼されていないとか 患者さんの受診理由などを書かせていただきました。まだストーリーが見えませんよね?
先日読んだ本
以前読んだ「独学の技法」という本の中で推薦されていた 飲茶さんという著者の本があります。
この本が哲学の導入としては非常に面白かったのです
年末年始に本棚の一斉棚卸しをしていた時に 「この本おもしろかったなー」と思い出し 飲茶さんの他の本もアマゾンで探しました。
結果が思わしくないときには?
この本の中で 哲学を考える際に 前提条件を追求するという 色々な哲学者の考え方が面白く読ませてもらいました。 たしかに 間違った前提で考えてもそれによって導かれる結果は適切なものにはならないので
帰納法の場合にはサンプルとなる事象(出来事)が新たに追加されれば結論を変えていくことができますが
演繹法の場合には前提が非常に大切なので 結果が思うように行っていない場合には前提について絶えず疑うことが大切です。
医療でうまくいっていないこと
この記事を読んでいただいている医療従事者の皆様なら あるある と思っていただけると思いますが
・Googleでの自院のReview納得いきますか?
・患者さんを紹介する時にGoogleの検索結果で紹介をしていますか?
・患者さんのGOOGLEのREIVIEWは全員☆☆☆(☆3つ)?
納得行っていないと思いますし、検索結果だけを盲信して紹介することは亡いと思います。それに患者さんの評価は1や5のことが多いと思います
GOOGLE評価を書く人はどんな人?
Google評価を書いている人はReview投稿数が1つだけという人は少ないと思います。いくつかのREIVEWを書いている方が多いかと思います。そういった方がGOOGLE検索せずに医療機関にかかるとは思えませんよね?
その人の頭の中では GOOGLEの検索結果や GOOGLE REVIEWの星の数が正しいという期待値(前提)があってその医療機関にかかるわけです。
しかし、新たにその人がRIVIEW投稿をする際に
1:プンプン!☆
2:検索結果通り ☆☆☆
3:すごい良かった ☆☆☆☆☆
どのパターンが多いでしょうか?
#2 ☆☆☆の評価をわざわざ書くことは少ないと思います。
#1 ☆怒ってるパターンか
#3 ☆☆☆☆☆すごく満足している
つまり これはどちらもGOOGLE検索結果やREVIEWの失敗なわけです。GOOGLEの検索結果が適切であれば#2☆☆☆の評価ばかりになるはずなので
☆☆☆☆☆だったらいいじゃないか?
いえいえ、☆☆☆☆☆をつけて頂くということは もともと来院前の評価が低いという前提なので(勿論そうでない場合もありますが)、それとのGAPがあって☆☆☆☆☆になっているわけです。
つまり そのGOOGLE REVIEWが過小評価の可能性があるのです。それによって患者さん獲得の機会損失をしている可能性があるわけです。
そして評価をされる側の先生
繰り返しになりますが 理不尽な評価をされることも有るかと思います。納得いかないことも多いかと思います。
これは
・GOOGLEの評価が誤っている
・自己評価が間違っている
・もしくは両方とも
という可能性があります
今日はここまで
評価なんて主観なんだからと言われそうですが、 疲れたので今日はここまで