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『映画版 変な家』を観たので感想など
U-NEXTで『映画版 変な家』を観たので短めに感想を書いていきますよ。ネタバレ気にしていません。
どんな作品?
原作はかつてYouTubeで話題になった雨穴さんの動画です。映画版では、動画配信者の主人公が、とある戸建ての間取り図の「奇妙な」ところから想像を不穏な方向に膨らませた動画を公開したことで、ある一族にまつわる因習に巻き込まれていく様子を描いたヒトコワ系のホラー作品です。
原作の動画はこちら
まずは感想から
配信で気楽に観る作品としては上出来だったと思います。この手の原作アレンジホラーはハズレが定番なので、まったく期待せずに観たことで、かえって楽しめたのかも知れません。
動画で取り上げた家だけでなく、似た家が他にもあって…という在り来りなアレンジかと思いきや、後半は因習村モノに流してくる意外さ、行方知れずだった相談者の姉の無感情ぶりはだいぶ良かったです。
クライマックスとなる脱出シーンでは、突然現れるチェンソーババァ!何もせず退場!で大爆笑。そこから村人がこぞって襲い来るのかと思いきやなにもなく、突然現れた斉藤由貴演じる”相談者の母“に救出されるという唐突の大連続。
たぶん映画の尺でなく、30分ドラマ10話とかでやれていれば、この唐突さを軽減できたんでしょうね。
一番の違和感は、佐藤二朗演じる設計士が突然”本家“の中に現れた事です。主人公の知人と言うだけで受け入れてもらえるとは思えませんし、主人公と同じように囚われたのであれば、主人公たちより先に気がついている状況が不自然です。後追いするにしても主人公たちの移動中ならスマホで連絡ついたはずなので、行動の時間差と状況の不整合がだいぶ気になってしまいました。
全体的には頭空っぽで楽しめるノリになっているので、そういうのも気にしなければ佳作に入ると思います。(了)