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あの名作ホラー『疫(えやみ)』の続編『続・疫 〜侵蝕〜』の感想(考察なし)
YouTubeで配信されているホラードラマ『疫(えやみ)』の続編である『続・疫 〜侵蝕〜』が配信開始されたので、早速見ました。感想書きます。ネタバレ気にしていません。
どんな作品?
シーズン1である『疫(えやみ)』は、沖縄のとある地域と、そこの売家にまつわる陰惨な習わしとナヒヤサマの呪いを描いた5話構成のホラードラマでした。
そして、2024年夏に配信されたシーズン2『続・疫』では、シーズン1を劇中劇とした入れ子構造の外側に呪いが侵蝕してくる様を描いていて、ナヒヤサマの呪いの謎に僅かに迫る4話構成のホラードラマです。
感想です
シリーズ全体で、怖いシーンの見せ方と密度が抜群に優れていて、1話あたり12分程度なのに満足な見応えがあります。
続編において前作を入れ子のフィクションにしてしまう作りはもはや在り来りな手法だし、続編に呪いが侵蝕してくるのも同様ですが、シーズン2もまた入れ子の中である事を匂わせつつ、不穏さをここそこに、しかも上手いこと散りばめていて
「本当に4話しか見ていないのか?」
と思うくらいヘトヘトに疲れました。
特に、意図せず笑みを湛えている人の不気味さが際立っていましたね。シーズン1ではナヒヤサマの大笑いが印象的でしたが、かの名著『近畿地方のある場所について』でも気がついたら顔が笑っている描写がありましたし、ニンテンドースイッチ向けに『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』が発売されるなど、笑顔を怖さに転じるのが最近のトレンドなのでしょうか。
終わりに
シーズン2のラストでは、例の御札をステッカーにして配らせるという呪いの頒布を行っていましたが、シーズン3があるとしたらどういう始まりになるんでしょうね。
ナヒヤサマの呪いが沖縄中に蔓延していて、それを解こうとする人々の話になるのか、あるいは本土への侵攻が始まるのか。今からもう来年の新シーズンが楽しみです。(了)