たった1枚のチラシが人生を変えた
「チラシ(紙)」と「ネット」が心地よくコラボして10,000いいねを連発!バズりまくる奈良の人情派とんかつ店「まるかつ」の事例に感動
まず、noteのオススメ記事にもなっている以下の記事を読んでほしい。
10,000いいねを連発!バズりまくる奈良の人情派とんかつ店「まるかつ」の秘密
とても心温まる出来事で、読み終わった後は「ぜひ行ってみたいな!」と思えるとんかつ屋さん。それが「まるかつ」だ。
僕はこの記事でまるかつさんをはじめて知った。
そして、評価、ランキング、人気が全てという誤った法則が充満した世の中から「チラシ」という紙媒体を使って見事に引き上げてくれたリアルとインターネットの融合にとても可能性を感じたし、感謝したい。
こちらはカネコ店長が周辺地域の住民に配ったチラシの原文です。ブログにも掲載されてます。
本当は焼肉屋がやりたかったバカなとんかつ店から 奈良のご近所のみなさまへ。
まるかつさんがバズったキッカケは色々な要因があるが、大きな要素は近所100mの人たちを幸せにしたくて思いを書いたたった一つの「チラシ」だ。
世の中、インターネットというワールドワイドな空間を利用してうまくいけば「みんな」にアプローチしようととりあえず発信されることが多い。その手法にはセグメントやターゲットを絞り練りに練った広告コピーもあるだろう。
しかし、それらはどれも不特定多数の多くの「みんな」に向けられた言葉だ。だからワードはありふれており、イマイチ自分に刺さらない。また、インターネット的な手法でバズられやすい要素も盛り込まれている。常に評価の高いお店、検索ランキング上位のお店など一定の箱の中で目立った人たちが君臨する。だから本当に良いものがあってもすぐに埋もれる。
正直、そのアプローチに僕は疲れていた。
ネットで盛り上がっているお店を知るのはネットに触れることができる住人だけなのか?
本当に良いものって、ネットとか決められた空間ではなく、「みんな」に知ってもらっても良いのではないのか?
ランキングから外れたお店は本当にダメなのか?
もっと、もっと「個」の店がスポットを浴びてもいいんじゃないのか?
など、コンテンツ伝達格差という状況に多くの疑問を持ち日々モヤモヤしていた。
そこで出会ったのがこの記事。なんかとっても、とっても嬉しくなった。
「チラシ(紙)」と「インターネット」
「アナログ」と「デジタル」という媒体を気持ちよく融合していた。
今後ペーパーレスと言われ、「いまどき紙?チラシ?」と懸念されるかもしれないが、やはり情報を「みんな」に届けようと思ったらさまざまなアプローチが必要。
ネットが広がり誰もがスマホを持っているから、持っていない人を置き去りにしちゃいけない。双方伝わる手段は担保してあげなくちゃいけないのだ。
伝えたい人は「みんな」かもしれないけど伝わる人は「わたし」というひとりの個人。それはネットもリアルも関係ない、平等に伝わる権利。
まるかつの店長の声をリアルとネットのみんながそれをつなぎ、交差させ、行き来し、アナログとデジタルの情報を生き物のようにかき混ぜてくれた。
こんなに気持ちよく情報を回してくれる世界を待っていたような気がする。
そして、あらためて「チラシ」という媒体にスポットをあてたい。ネットじゃなくてもアナログで発信すればそれを混ぜてくれるネットのみんながいる。良ければバズる。面白ければバズる。質は発信元のコンテンツ魅力は言うまでもないのだが、ネットがスタートではなくロードサイドのチラシがスタートだったことに感動。
こだわっていい、
一生懸命つくっていい、
お客様のことを真剣すぎるほど考えていい
そして、正直者が最高に報われる世界
こんな混沌としたネット社会の中、紙とデジタルの融合で明るくなる世界
個を拾い、個を尊重する。
そこにはアナログ、デジタルの垣根なく情報を届ける。
実は個が発行する紙のコンテンツは宝の山
たとえば学校の先生
残業時間で社会問題になっているが、僕は過去何度も先生のお便りから発信される言葉に励まされた。それは、学級新聞だったり、学年新聞だったり先生たちが貴重な時間を割いて考えて発信してくれた宝物のような言葉だ。
ただ、そう言った言葉はほんの少し、一瞬だけ発信され、限られた場所へ伝わって消える。どんどん消えていく。紙の情報は紙の中で一生を終えてしまうことが多かった。
今回のまるかつさんの記事はこういった全国どこかにいる「個」の先生にスポットライトが当たるかもしれない可能性を秘めてると思う。
今まではその限られた地域でしか発行されていなかったコンテンツ。もしかしたらダイヤの原石かもしれない。そんな努力の結晶をアナログとデジタルが融合すれば容易に情報が伝わるかもしれない。
伝わることが全て「良いこと」と言い切れるかは難しいが、消えゆく「紙」というあたたかいコンテンツに命を吹き込みたい。
なぜならその「紙」のコンテンツはまるかつさんが伝えたかった100m圏内の範囲ととても類似している。
数十名、数百名の生徒の顔を浮かべながら丁寧に伝わるように書いた先生から生徒、保護者へのお便り
数十名、数百名のとんかつを美味しく食べてくれるお客様の顔を浮かべながら書いたまるかつ店長のお手紙チラシ
どちらもネットでは中々出会えない「あったかく」そして「わたし」に届くコンテンツだと感じた。
そんな場を作ってみたら面白いんじゃないだろうか?
今、場づくりを考えてワクワクしている。
まるかつさんのとんかつをほおばりながら考えたいな、、、