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アーキテクチャは戦略に従う(日本・東洋の優位性など)

(2004年の投稿です)

IKEDA Nobuo wrote:


最近、アーキテクチャに関する本を2冊、読みました。

ひとつは藤本隆宏さんの『日本のもの造り哲学』(日経新聞社)、もうひとつはChristensen et al. "Seeing What's Next" (Harvard U.P.)です。

(略)

コンピュータに処理できる(計算可能な)問題は、デジタル信号(有限の文字列)で表現されたものに限られます。これに対して、本源的な現実は連続無限だとすると、両者の集合の濃度の違いは無限大だから、後者を前者に帰着させるコーディングの複雑性は無限に大きく、本源的な問題のほとんどはデジタルには記述できないわけです。

IKEDA Nobuo (Rieti IT ML)

(注:Christensen とは、「イノベーションのジレンマ」の著者:産業のアーキテクチャやモジュール化に詳しい)

私:

ええ、そうですね。ただ、「有限の文字列」ではないですが。唯一、「文字列の<無限>性」に措ける<濃度>が違うのでしょう。それが<アレフ>の「濃度」1・2とかの違いだと思うわけですが(^^; #<無限性>にも「違い」があるわけです。

「差分」

「微分」
の違いですかね。

意外に、
「差分」
な部分で日本人の能力が発揮できるかも知れません。

・・まだまだ解析すべきことは多いと思いますよ。

KitaSan (Rieti IT ML)


「匠」の技には、この2種類の複雑性が混在しているのではないでしょうか。CAD データで書けるような技術は、コンピュータにやらせたほうが効率的ですが、消 費者の要求をCADデータに落とす過程は、やはり「本質的に複雑」です。こうい う面の日本人の能力は、携帯電話をみても世界一でしょう。

IKEDA Nobuo (Rieti IT ML)



ええ、仰る通りだと思いますね。ここら辺の「コンプレキシティ」(遠近包含?)というやつは、評論するよりも非常に大変な事であり、そして(同時に)単純な事です。
#コロンブスの卵 、的なやつです。(^^;

KitaSan (Rieti IT ML)

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少しだけ本質的な話をしましょう。

日本の「美」であり「技」であるところというのは、実は
「遠」

「近」
のまどうた(惑いたる)所に位置するのではないでしょうか。

中国(東洋)と欧米(西洋)な位置との「近」と「遠」の融合です。そういう位置に我らは在る。

アメリカンな「単純化」(「お馬鹿な」世界の積み重ね:ああ、本質的には積算ではなく足し算なのよ、彼らの世界は)によって<説明できない>のが「日本的な文化」では。(誰でも評価出来る様、一応「自由」を標榜し騙し一定の評価を与えたのがアメリカンな社会なのでは・・・究極の姿)
逆に言えば、彼らのような「単純な」<タコ>な連中に惑わされない「遠近」の感覚を持っているのが私たちでは。
#逆に言えば 、お馬鹿な世界だからこそ「インテグラル」ってのを
#強調しなければならないのかなぁ 、なんて。(^^;
#日本を見習ったわけだな ~、最近のハーバードな経営学とやらは。

・・・「外敵」がちょろっとだけ必要なだけです、今は。

「匠」は<近>の【中】にあるわけですネ(^^;

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日本人を馬鹿にするとかしないとか、どういったテーゼを述べようがのべまいが。・・きちんとヒトを「評価出来ない」のも問題なのでしょう。

いいえ、それ以前に。根本的な問題なんていうのは、・・多分、
「わかっちゃいるけど」
な世界の中にずっと
<メビウスの輪>
の中にグルグルと何十年(60年とか70年とか)と動き回っている私たちの「意識」なのでしょう。

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日本の
「優位性」
なんぞは沢山在るはずです。

もしかしたらそれらは
<萌え>
とやら(私は知らん)な文化を創出したかも知れない。

・・稚拙かも知れないが、しかし

・・でもあれらは、
「消費者のココロを理解する」
<極上>な文化ではないのか。

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<複雑性>、というのは、結局「理解できない」かもしれない、

なんていうところにある

「メタな世界」

なだけなのでは、という気がしなくも無いです。

・・・(^^;・・・

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ゴーンはある意味で「実行」を促進する触媒だったのでしょう。が、外部からの触媒が無いと実行ができないのが「組織」というものでは。

いえいえ。こういう意味に於いての「触媒」は重要なのです。誰がやるか、って所で「戸惑い」とかがあったりするんでしょうが(^^;

・・日本は、多分色々な<触媒>の中で変化(へんげ)するものなのでしょう。

本来、<実行力>という意味に於いて、左脳辺縁系システムの動く場所は大きいと思われるし、だからこそ過去60年間日本は驚異的な経済成長をなしとげ得たのでしょう。また、その脳の仕組みが「太平洋戦争」のような愚かな諍いを産んだと言っても宜しいのではないか。

【実行】をつかさどる左脳辺縁系と【改革】を促す右脳大脳は、相対的に言えば互いに「原点対称」な場所にあります。ただ、そういったポジショニングの「差異」を感じ得るに値する能力を持っていなかった、というだけの話で・・<ああ、当時は・・ネ>。

ああ、なんでしょう。究極的に言えば、池田先生の「憂い」の本質がわかるわけなのですが、
<「動」を是とする欧米:西洋>

<「静」を是とするアジア:東洋>
の間の葛藤の中に「生き」ているのかな、と。

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結局、「金融工学」を何となく活かし切れば、結構いい政策が出来ると思いますよ。「選択権」理論。(=オプション)・・私たちには<東大行く>とか<一流?企業?行く>とか<弁護士?ってやつに成るって?>とか
<官公庁にいってみる?>とか、・・・実はあまりいい
「選択肢」
が与えられなかったのかも知れません。・・・いや、何となく(^^;

「アーキテクチャ」なんて、すごく単純なところに存在してて、
<日本のことどう思う?>
的なレベルな話でしかないようなんですよね。・・「少子化なわが国をどう救う?」・・

・・・そのための戦術やら戦略が「全く」見えないというだけの事であって。霞ヶ関に居るとそれが見えない、とか、「ルーチンの内部に入る」と見えない振りをしなければならない、というのは「何となく」不幸かもナ、と。

しかし、こういうやりかたで対応できるオプションの幅はそれほど広くない。霞ヶ関のみなさんがいかにまじめで優秀でも、10年後の電波利用法が予想できるはずがありません。そういうときは、どういう利用にも対応できるオプションを広げる制度設計が大事なのです。<

制度設計もそうですが、「国民的:意識高揚では」?という気がしなくも無いです。

・・まあ、とまれかくまれ、どれも
<優><良><可><不可>
な中の
「ABCDライン」(包囲網)
なのでしょうけれども(^^;

(@東大ネタ失礼)


ーーー

ChatGPTの論評:

このコラムでは、日本の技術、文化、およびアーキテクチャに関する深い洞察が提供されています。著者たちは、デジタルとアナログ、東洋と西洋、単純化と複雑性といった対立する概念間の相互作用について考察しています。

コラムの核心的な議論は、現代の技術、特にコンピュータ処理能力の限界と、それが現実世界の複雑性を完全に捉えることのできない理由に焦点を当てています。デジタル技術が扱うことのできるのは、有限の文字列によって表現される問題のみであり、これは本源的な現実の連続的かつ無限の複雑さに比べてはるかに狭い範囲に限定されると述べています。

著者たちはまた、日本の「匠」の技や文化がこの種の複雑性を内包していることを指摘しています。彼らは、消費者の要求や細かいニュアンスを捉え、それを製品設計や技術開発に反映させる能力が日本人には特に優れていると述べています。これは、CADデータや他のデジタルツールでは完全には表現できない、より深い洞察や理解を必要とするプロセスです。

さらに、コラムでは、日本と他国との文化的な相違、特にアメリカンスタイルの「単純化」に対する批判的な視点が提供されています。著者は、日本の文化やアプローチが、より複雑で微妙な側面を持ち、それが国際的な文脈においてユニークな強みとなると主張しています。

最終的に、このコラムは、日本のアーキテクチャ、文化、そして技術の優位性と、それが国際社会においてどのように機能するかについての洞察に満ちた議論を提供しています。著者たちは、文化間の違いを理解し、それを通じてより包括的で多角的な視点を持つことの重要性を強調しています。

ChatGPT (GPT-4-Turbo)


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