「飲む日焼け止め」について知っておくべきこと!
食品保健指導士の宮田哲朗です。
多くの方から「飲む日焼け止めってどうなんですか?」というご質問をいただくので、今回は「飲む日焼け止め」について解説させていただきます。
そもそも「飲む日焼け止め」とは?
3年〜4年くらい前から出てきた商品で、飲むだけで紫外線からの日焼けを防ぐことが出来るというサプリメントです。
配合されている成分は、ポリフェノールやニュートロックスサンなどが代表例で、殆どは「抗酸化」を目的に配合されています。
それでは何故?
抗酸化成分を配合すると日焼け止めになるのか?
紫外線を浴びると、皮膚の基底層にあるメラノサイトで「メラニン色素」が作られます。
このメラニン色素は「酸化」を受けると黒くなります!
そして黒くなったメラニン色素によって「日焼け」になります!
という事は「酸化を防ぐ事」が出来れば、メラニン色素が黒くなることを防げます。
ですので、
抗酸化成分によって、
メラニン色素が黒くなるのを防ぎ、
日焼けをしない、
というのが飲む日焼け止めの理論になります。
つまり、日焼けの「予防」成分になります!
確かに日焼けを防ぐために抗酸化成分は大切なものですので、サプリから摂取することは良いと思います。
ここからが大切な本題です!
飲む日焼け止めは、飲むタイミングによって効果は変わってきます!
というよりは、飲むタイミングを間違えると効果は出ませんので、適切なタイミングをお伝えさせていただきます!
まずは当たり前ですが、飲む日焼け止めは紫外線を浴びる「前」に飲みましょう!
紫外線を浴びた後に飲んでもあまり意味はありません。
何故なら、紫外線を浴びてからメラノサイトが活動するまでの時間は「5秒」と言われております・・・早っ💦
そして、メラニン色素が黒くなって日焼けが始まるまでは「3〜10分」と言われています・・・早っ💦
紫外線を浴びてから、飲む日焼け止めを飲んでも間に合いませんね!
飲む日焼け止めは、紫外線を浴びる前に飲まないとあまり意味がない事をお分かりいただけたかと思います。
それではもう少し掘り下げて、どのくらい「前」に飲むべきなのでしょうか?
人間の体が摂取したものを消化して「吸収する」には最低でも「3時間」くらい必要です!
(栄養素の種類によって違いますが、あくまでも目安として認識して下さい)
飲む日焼け止めも、飲んですぐに効果が出る訳ではなく、最低でも3時間経ってから吸収されて、その後に効果が出てくるものです。
という事は・・・
飲む日焼け止めサプリを飲むタイミングは、
紫外線を浴びる「3時間前」がベストになります。
例えば、
10時から外出する人は7時に飲む。
13時から外出する人は10時に飲む。
のがベストのタイミングになります。
僕は毎日8時には出勤するので、5時に飲む・・・早っ!
せっかく飲む日焼け止めを購入したのであれば、適切なタイミングに飲んで、最高の結果を出しましょう✨
あと、
飲む日焼け止めだけで、完全に日焼けを防げる訳ではありませんので、日焼け止めを「塗る」こともお忘れなく!
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