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話題のコスメ雑誌「LDK the Beauty」から取材を受けました。
「LDK the Beauty」の8月号「老けない肌のつくり方」という特集記事の取材を受けました。
今回は「老けない肌のつくり方」を各界の「プロ」が教えるという内容で、著名な医師や美容家の方々に、僕も混ざっておりました。
そんな中、なんとっ!
著名な方々を差し置いて、特集記事の「最初のページ」に僕の解説記事が掲載されています!
これは、LDK the Beauty出版社からの「期待の現れ」かと思います!
(宮田の勝手な思い込みです・・・笑)
(無視して下さい・・・笑)
という訳で、今回は取材を受けたけど、編集で「カット」されてしまった内容の中で、僕が「個人的には大切」だと思った内容を共有させていただきます。
【取材時のご質問】
化粧品メーカーさんは化粧品の「ライン使い」を推奨されますが、配合されている有効成分が同じ場合は、過剰になることは無いのでしょうか?
(有効成分が過剰になり過ぎて、副作用や逆効果にならないのでしょうか?)
【宮田の解説】
化粧品メーカー各社が「ライン使い」を推奨する理由は大きく2つあります。
① pHをそろえる為
化粧品のpHはお肌に影響を与えます。
お肌のpHは「弱酸性」が良いとされ、弱酸性だとお肌は「引き締まる」、「潤う」といった特徴があります。
反対に、「アルカリ性」だとお肌は「たるむ」、「乾燥する」、「悪玉菌が増殖する」ことに繋がります。
つまり、化粧品はお肌を「弱酸性に整える為のもの」でもあります。
実は・・・
化粧品には、アルカリ性で効果を発揮するもの(洗顔や一部美容液など)があります。
このアルカリ性で効果を発揮する化粧品を使用すると、お肌がアルカリ性に傾いてしまいます。
お肌のアルカリ性を早く弱酸性に戻るために、化粧品メーカーはアルカリ性のアイテムの「次に使う」化粧品はお肌を弱酸性にする事を考慮して製造しています。
アイテム毎にバラバラの化粧品メーカーを使っていると、このアルカリ性を弱酸性に戻す関係が「成り立たない」ことが考えられ、アルカリ性を素早く弱酸性に整えることが出来ないので、「お肌が乾燥したり」してしまいます。
これを防ぐために、化粧品メーカーは「ライン使い」を推奨しています。
② 副作用を防ぐ
特に美白成分には注意が必要です。
美白成分は文字通り、お肌を美白に導いてくれます。
美白成分はメラニン色素を「作らなく」するタイプや、メラニン色素を「排泄」するタイプなどがあります。
しかし、メラニン色素はお肌の「色」をつくる上で大切なものです。
(日本人の肌色のお肌はメラニン色素によって作られています)
メラニン色素が「全く」作られなくなってしまうと、「白班」という肌の色が所々「白く色が抜けてしまう」症状を引き起こしてしまいます。
※ 2013年にカネボウ化粧品のロドデノールという美白成分によって、多くの白班患者を出し、自主回収になったという社会問題がありましたよね。
化粧品メーカーは、「美白」という良い効果と、「白班」という悪い効果のバランスを考えながら、各アイテムに美白成分を配合しております!
アイテム毎にバラバラの化粧品メーカーを使っていると、アイテム毎の美白成分の「配合バランス」が崩れてしまう場合が考えられます。
(上限量を超えてしまう可能性)
これが、化粧品メーカーが「ライン使い」を推奨する2つめの理由です。
化粧品メーカー各社は「ライン使い」をあくまでも「推奨」しているだけで、絶対に「ライン使い」じゃないとダメと言う訳ではありません。
では何故?推奨しているのか?
それは・・・
化粧品では「効果」は大切ですが、それと同じ位に「安全性」を考えて製品開発をしております!
念には念を入れて、「安全性」が消費者または施術者に担保できるように、「ライン使い」を推奨しているのです。
弊社だけではなく、他社メーカーさんも、安全を第一に考え、日々新しい情報をアップデートして、消費者に最善の商品をご提供しています。
ですのでネットなどで安易に、
・ ◯◯フリー、
・ ◯◯無添加、
といった特定の「化粧品成分」を叩くような内容はあまり鵜呑みしなくて大丈夫です。
僕が取材の中で「個人的に大切」と思い、皆様と共有したかったのは、化粧品各社は安全性を第一に考えていますよ!という事でした。
皆様、ご安心して各化粧品メーカーの化粧品をお使い下さい!
※弊社の化粧品を最優先で・・・笑
宜しければ、僕のYouTubeチャンネルもご覧下さい。