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2020年2月の記事一覧
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep8.2次会の依頼~
Ep8.2次会の依頼
いよいよAtelierWeddingが発足して走りだそうとした直後に依頼が来る。ある友人から「友達が結婚するから2次会をAtelier Weddingにやって欲しい。」との話しだった。まだ、方向性も何も決まってはいなかったが経験できるチャンスがあるならと二つ返事で承諾した。依頼をしてくれた夫婦は人の良さそうな旦那さんに、しっかり者のお嫁さん。2人ともコンセプトへの拘りはな
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep7.「AtelierWedding」設立~
Ep7.「AtelierWedding」設立
最初は僕・嫁のみはる・木内の3人だった。木内は福井出身でみはるより1歳年下のパワフル女子。仕事もバリバリやっている男顔負けの雑貨メーカーの営業マンだった。木内には以前から式を自分たちでやろうと思っているということは伝えていて、その際にはリーダーをお願いしていた。彼女は元々、妹のように仲良くしていたこともありすぐさま快諾してくれた。
ただ、正直3
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep6.親の背中~
Ep6.親の背中
だが、言うは易く行うは難し。やるとなるとそれなりの困難が付きまとう。ルールを重んじる日本人の中にあって、そこから外れる行為はもしかしたら後ろ指を指されるかもしれない。親の顔に泥を塗ることになるかもしれない。意気込んだはいいものの期待と不安が頭の中で渦巻いていた。「もし、失敗してしまったら・・・」。更に追い打ちをかけたのは、調べれば調べるほど自分で結婚式をゼロから作った人がほとん
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep5.「事なかれ主義・日本」への挑戦~
Ep5.「事なかれ主義・日本」への挑戦
式場見学を終えた僕は、気になって日本の結婚式業界が抱える問題点や式を挙げるためのルールなどを徹底的に調べた。結論から言うと結婚式というものは「事なかれ主義」に縛られているということだった。つまり、可もなく不可もない結婚式が望まれるのが日本の式場のやり方だった。
例えば、「参列者は黒の礼服で無ければならい。」「人の死について語ってはいけない。」「会社の
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep4.式場見学~
Ep4.式場見学
とはいえ、百聞は一見に如かず。僕とみはるは有楽町駅の国際フォーラムでやっていたウエコレに行ってみることにした。いわゆるブライダルフェアというものだ。そこには、これから結婚する新郎新婦を迎えようと多数の企業が出店していた。結婚式場・指輪・ドレス・ブーケブートニア・歯のホワイトニングなど。保険会社まで出店していた。
出店しているマルシェのスタッフに話を聞くとどうやら昔と違い今
自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep3.「違和感」の正体~
Ep3.「違和感」の正体
姉の結婚式が終わり、青山一丁目駅から銀座線に乗り、帰りの電車に揺られながらみはるに結婚式の感想と感じた違和感について話し合った。モヤモヤした感情があると大体、言語化してみはるに聞かせ、そして意見を求める。遊び感覚でブレストをやるのが2人の習慣みたいになっている。
2人で出しあった意見は以下のようなものだった。
「交流が極端に少ない」「両家の会話がない」「ス