第3回「ビギナー発表支援コミュニティ」報告
この度、ありがたいことに学会長に任命していただきました!
このnoteでは学会の運営側からの目線で【第28回福岡県作業療法学会】の学会長である私が、学会が出来上がるまでの課題や奮闘についてを書いていきたいと思います。
今回のテーマは「第3回 ビギナー発表支援コミュニティ 報告」です。
第28回福岡県作業療法学会では、発表者ファーストを一つのテーマとしています。
発表者への支援として「ビギナー発表支援コミュニティ」を作り、定期的に勉強会を実施しています。
このコミュニティでは、①公開フィードバック(30分)、②質疑応答(30分) を行いながら、学会発表について学ぶ機会を作り、発表しやすい環境を作ることを目的としています。
今日もその報告について記載したいと思います。
この日記がこれから学会を運営する方の何かのお役に立てれば幸いです。
※このnoteの記事は私自身の見解であり、関連する組織とは無関係であることをご理解いただきたく存じます。
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参加予定の方はぜひ学会での発表をご検討ください!!
発表のストーリーを考える
第2回の時には「伝えたいこと」に焦点を当てながら、文字に起こした内容をカテゴリー分けしていくことをお伝えしました。
第2回の内容はこちらから↓
なので、今回の公開フィードバックでは、文章になったものが各カテゴリーに分かれて提示されました。
次の段階として行うことは「ストーリーを考える」ということです。
学会発表なのにストーリーが必要か?
と思うかもしれません。
ここでいうストーリーは小説のような相手を感動させるようなものではないことは付け加えておきます。
学会発表におけるストーリーは「発表者の思考プロセス」のことです。
ストーリーとは、
現状 → 危機 → 解決
の順番で構成されます。
これは小説なども一緒で、何か課題が解決するプロセスに対して人は共感を覚えます。
「学会発表を行うということは、そこに自分なりの伝えたいことがある」
というのがここまでのレジュメ作成で必要なことだと説明してきました。
「伝えたいこと」があるということは、普段の仕事の際などに自分なりの課題があるということです。
これはつまりストーリー構成で言うところの「現状」にあたります。
自分でも常々思っていた課題が現状として存在し、
そこに「今回発表してみよう!」と思った事例との出会いがあり、
そこで改めてその課題と出会います。これが「危機」です。
そこから、試行錯誤の結果、問題を「解決」する。
これがシングルケースにおける学会発表のストーリー構成です。
そこから文献的な現状を把握したり、解決に至った経緯やその理由を調べて文字に起こしていくことで、レジュメが完成していきます。
そこをイメージしながら、自分にとっての課題や伝えたいことを考えながら、レジュメを作っていくと、概ねの流れを掴むことができます。
そうやって、全体像が見えるようになれば、徐々にレジュメの文章を整理していく段階に入るわけですね。
今日の内容の振り返りは以上になります。
ビギナー発表支援コミュニティはまだ続きます!!
申し込みたい方は以下からどうぞ!随時メンバー募集中です!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScHJR_pa-qfWl-lzSUQ3NN4-xGSSDKdab_v8UfLWgUVoTXPGw/viewform
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