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Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(5章)②

魂が身体に入ると、急に窮屈になった。久しぶりの身体の感覚、入っているだけで苦しい感じだ。
「あきら、久しぶりだな」
そこにいたのは隼人だった。
「久しぶりだな隼人、でも僕は今生まれたばかりだ」
「そんな訳ないだろ?だってそんなに成長しているじゃないか、どう見ても僕と同じ20歳だぜ」
隼人は驚いていた。
こんなことがあるんだな、生まれたら赤ちゃんから始まると思っていたんだけど、急に大人から始まったんだ。しかし子供のころの記憶はある。生まれたというより、大人になって体に急に入ったという感じ。
「隼人も前世の記憶があるんだね?」
「そうなんだ前世の記憶がある」
「隼人ははじめとかシェフには会ったか?」
「子供のころから一緒だぜ、あきらだけ今会ったんだ」
頭の中にある子供の記憶を見ても隼人や一やシェフはいなかった。

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