みっちーのこたえ:「大人になる」ってどういうこと?(リレ哲)
私は今、50歳。
年齢で言えば、もう十分に《大人》だ。
働いているし、所得税や住民税もきちんと納めている。
さらに、固定資産税まで払っている。
でも、本当に《大人》になれているのだろうか?
子供の頃に憧れた《50歳》の自分像、そんな大人に私はなれているのか?
サッポロビールのCM、《大人エレベーター》に登場するような、あの堂々とした大人たちに。
いや、正直言って、そんな大人には到底なれていない。
それどころか、こう感じることがある。
この30年ほどで、"大人"というものが、どんどん幼稚化しているように思えてならないのだ。
もちろん、私自身も含めて。
じゃあ、私が目指すべき《大人》って、一体どんな人だろう?
例えば、俳優の渡辺美佐子さん。
例えば、"できるかな"の高見のっぽさん。
例えば、歌うたいの斉藤和義さん。
例えば、俳優の柄本佑さん。
この方々に共通して感じるのは、なんだか不思議な《ひょうひょう》とした雰囲気。
《ひょうひょう》としているとはどういうことか。
普段は風に吹かれるように軽やかで、柔らかく、自由な雰囲気を漂わせている。
でも、いざという時には、一瞬で場の空気を変える力を持っている。
揺るぎない軸があって、どんな状況でも動じない。そんな印象がある。
これこそ、私が目指す《大人》の姿だ。
どうすれば、あの《ひょうひょう》とした軽やかさと強さを手に入れられるのだろう?
まだその答えは見つからないけれど、私は今、その途中にいる。
だからこそ、今の私は、まだ本当の《大人》にはなれていないのかもしれない。
でも、そのひょうひょうとした境地にたどり着ける日を目指して、歩み続けている。
(みっちー)
◆ステータス:プラクティショナー
「アーティスティックなファシリテーター」
◆プロフィール:
左利き、時々斜視なアラフィフ
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【ピョエ坊(ソジテツ広報)より】
ある問いに対する自分のことばをリレー形式で書いてもらうリレ哲。次回のバトン走者は、まりさん。どんな「自分自身のことば」を紡いでくださるか、楽しみです。
ソジテツは、ふつう・当たり前や、一般論、世間的な正しさではなく、ひとりひとりの中にある様々な「自分の考え・体験・価値観」を表現することを、大事にしています。こたえはきっと百人百様だと思いますが、それが素敵なことなんです。
これをご覧のみなさんも、良ければ「自分の考え・体験・価値観」で考えてみてくださいね。
【月別テーマ予定】
10月:年齢、年代
11月:〇〇らしさ
12月:マイノリティ、生きづらさ
1月:健康、長生き
2月:正義、善
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