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サーキュラーHR1年。企業のパーパス(Live Your Life)、ウォツシュ、「新しい家族主義」「実験不足」「とりあえず安心して働け」について。
サーキュラーエコノミー×人事・働き方で「人材ロスゼロ」社会を目指す、と掲げて『サーキュラーHR』を運営してそろそろ1年。激動の2020年に、ビジョナリーな方たちとたくさんお話しができたことはとても幸せでした。
そんな2020年の『サーキュラーHR』を通じて、いま感じていることを記事にしてもらっています。
●企業(法人)も、無機質ではいられず、社会に対して何を価値としどう動くのかを明らかにすることが求められているのではないか。行動を伴うパーパスとか、企業のエシカルとも表現できると思います。
法人という人格に対して、「あなたはどう生きるか?」「Live Your Life」が問われ、それを伝えられる企業が広い支持を集めていくのでは、と感じました。
●ウォッシュ(SDGsウォッシュ、ダイバーシティウォッシュ、リモートワークウォッシュ等)が気になる年でした。形だけやっていて魂がない、表面的なものを誇張して喧伝する、そんな欺瞞を目にしました。
これからの未来に向けた理想を掲げて、でもいまはここまでしかできていないんです、そのギャップは頑張って埋めていくので、皆さんも協力してください!というコミュニケーションをとった方が、人も集まるし伸びしろを示すこともできるし良いだろうと思うのですが。
表面をとりつくろうウォッシュではなく、至らないところを丸だししてみんなで埋めていくフェアなあり方が企業にも求められるのでは、と思います。
そんなことから、思うポイントが3つ。
【新しい家族主義】
旧態依然の上位下達の家父長制みたいな家族主義ではなく、お互いを丸だしした信頼関係のイメージです。
会社のオフィスに出社できなくなったことで、なんとなく同じ場所にいることで勘違い的に生まれる一体感がなくなりました。「家」がなくなったような状態です。
物理的な「家」がなくなったときに、メンバーを一つにする「家」は、企業のパーパス・法人としての「Live Your Life」なはず。
価値観と信頼感でつながっているから、バラバラの場所にいるメンバーが一体感を得られるのだと思います。
経営はあらためて、メンバーに「家」を提供できているかどうかが問われていくのだと思いました。
【実験不足】
20年後半から、各所で話しを聞くたびにこの「実験不足」というワードが出てきました。日本の企業が実験(何かを試して、往々にして失敗したり、形になるまで時間がかかること)を許さないことへの不満と危機感。
変化の時代に何かを行うことは、「ゴールがない、答えもない、作用があれば反作用がある」ことを引き受けることです。実験がつきもの。
実験して、成功しちゃった人は大絶賛、失敗しても何かを得たひともきっちり讃えて次につなげる、としていかないと、目先のルーティンばかりいじいじ繰り替えして立ち往生に至る。
人事評価も変わって欲しい、などの話しもありました。
チャレンジする人を後ろから撃つな。嗤うな。
【「とりあえず安心して働け」と言える会社か】
人間、生きていればいろいろある。弱っているときも、迷っているときもある。
そんなとき、社会や未来にしっかり向いて事業を行っている会社なら、メンバーを迷子にさせずに、「とりあえず働け」と自信をもって言うことができる。安心して仕事を頑張っていれば、会社を通じてより良い未来につながっていける。
そんな社会・未来⇔会社⇔メンバーというつながりを引いてあげて、見せてあげることが企業にとってより大事になってくるだろうと思います。エンゲージメントともいえるかも。
・・・そんなことをうだうだと話していますので、よろしければお読みください。
2020年は手探りで『サーキュラーHR』を発信しながら時代の波に浮かんだ年でした。21年はより主体的に何かを投げかける試みもしてみたいな、、と思います。